【新】ケヴィン・ケリー、テクノロジーの行き着く先「ホロス」とは
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注目のコメント
どれくらいの長さの時間軸でものごとを見るか次第ですが、グローバル化にしてもテクノロジーの進展にしても、好む好まざるに関わらず抗って止めようがないものだから、いかに上手く順応するかに頭を使うしかないのだと思います。
目の前で起きる個々の不都合に対する応急処置は必要ですが、そちらの論理に引っ張られちゃいかんよなと。
先般の「エリートvs中間層」連載の続き物のように私には映ります。本も読みましたが、テクノロジーがもたらすワクワク感が満載な一方で、その領域に圧倒的についていけない大多数の人々について若干置き去りな感じもします。あらゆるものが繋がり、自動化されるなかで、この様な人的資本を伴わない圧倒的な効率化は、マクロ経済的には急激なGDP成長をもたらし、「持つもの」と「持たざるもの」の内外格差が開き、社会的な不公平感が一定以上生まれると、社会の秩序が崩壊します。そして、その崩壊をも学んで進化していくのでしょう。
一方で、ネットワーク(つながること)とAI(不死)が進歩し、コミュニケーションや承認が大幅に拡大すると、そのアンチテーゼとして、孤高かつモータル(死すべき存在)である事が求められていくような気がします。
孤高であることは、媚びないことでもあります。
モータルであるとは、失敗を恐れ、恥を感じ、哀しみ苦しむ存在であること。
最近私はカエルを飼い始めたのですが、全くと言ってコミュニケーションをとらず、ピクリとも動かずにひっそりと生きる彼らの生き方を見ていると、未来の人類の1つの形に思えて来ました。
これからは、爬虫類や両生類のの時代ではないかと。
欅坂46主演の「徳山大五郎を誰が殺したか」OPを見ていると、薔薇が燃えカメが歩くシーンがあります。多くの人に認められる花ではなく、孤高に生きる哲学と美しさを象徴しているように感じられました。これが未来だなと。
【欅坂46】「徳山大五郎を誰が殺したか?」OP差し替え【語るなら未来を・・・】
https://youtu.be/mIQVufZKhPg新刊「〈インターネット〉の次に来るもの」を引っさげて来日したケヴィン・ケリー氏のインタビューを5日連続で掲載します。
ポイントは、テクノロジーの行き着く先「ホロス」は人類に幸福をもたらす、ということ。
AIというと、人のしごとを奪うなどダークサイドが取りあげられがちですが、ケヴィン氏は徹底して前向きな見解を示すため読んでいて気持ちいい!のです。