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「不自由を常と思えば不足なし。心に望みおこらば、困窮したる時を思い出すべし。堪忍は無事長久の基。怒りを敵と思え。勝つことばかり知りて、負くるを知らざれば、害その身に至る。己を責めて人を責むるな。及ばざるは過ぎたるに勝れり」とのこと。心しましょう。
凡庸でなければ越えられない峠がある、というのはいい言葉ですね。

さて、あらゆる社会革命に共通することですが、最初はどんどん過激に、従来の社会秩序を破壊する方向に進んでいき(例えば信長)、それが軍事的、政治的天才の手で完成した後(例えば秀吉)、その後の揺り戻しを最も中庸なものが安定させる(例えば家康)という経緯をたどります。

英雄が時代を作るのではなく、時代が英雄を作るといいますが、徳川家康こそ、戦国時代という未曾有の社会革命の最後を完成させるために時代に選ばれたある意味究極の凡人(勿論天才という変異種と比してという意味で)だったと言えるかもしれませんね。

そしてもう一つ、家康が日本で成功者と語り継がれるのは、彼だけが自身の成し遂げた事業を後継者にバトンタッチすることに成功したからです。
成功とは一代のみにあらず。
幾世代にわたって続く事業の基礎を築くことこそが、この国における成功者の大条件だとも言えるでしょう。

いずれにせよ、私たち凡人はつい自分にない物を持つ天才に憧れるものですが、本当に学ぶべきは家康のような人物であることを改めて感じます。
ここで描かれた成功の要因はまさに「鳴くまで待とうホトトギス」に集約されると思います。ビジネス成功者の“あるべき像”とかけ離れた印象です。

「戦とは違う」「時代が違う」と切り捨てるのは簡単ですが、あるべきリーダーシップとはどんなものなのか立ち止まって考えてみてもいいと思います。
うーん、「分をわきまえる」とか「律儀」とかそういう凡庸な道徳や社会通念を、歴史の一部分を切り出しては当てはめて、校長先生の朝礼の訓示みたいに説くのって、悪いことではないけど、僕が好きな歴史の読み方じゃないな。

どうして司馬遼太郎が面白いかって、いちいち説教臭くないから。ヒーローが義理堅く英雄的な面もある一方、不道徳なこともすれば色恋もする、人間臭さがあるから。歴史の一部分を切り抜いて自分の主張の論拠とするのではなく、歴史の全体を示したあとに読者自身に考えることを促すから。
勝とう勝とうとすると負けるよと言われたのを思い出した。何事も常に行き過ぎないよう心掛けたい
天下無敵は、人を倒してなるものじゃなく、敵を作らないように徹底することですね。
信長がいたから天下をとれたのか