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コメント
注目のコメント
これは正しいことだし、幼児教育も非常に重要だと思う。
しかし忘れてはいけないのは、日本人の教育レベルは高校までは劣ってないという事実だ。確かに欧米流のトップ校のように個人個人が考える教育は受けられていない人が大半だろう。受験の弊害で極めて画一化された教育になりがちだからだ。だけど、アジアの教育に比べて日本のやり方が間違えとはいえない。中国にしろインドにしろ、高校までは日本もびっくりの詰めこみ型だ。
それなのになぜ彼らが、あれほど社会に出てすぐに使い物になるのか?
プログラミング教育?NOだ!、職業的訓練?NOだ!
高校までと異なり、自分で考える教育を大学の時代にとことんやってるからこれほど差がつく。米国の大学と比べてるんではないよ?
大学の関係者の方もこの点はよく理解されてるはず。このコトにメスをいれるのは簡単ではない。しかし、手を付けやすい幼児教育改革する前に、もっとも効果の高いモラトリアム期間の大学の卒業の難易度を引き上げなければもうだめだと思う。別に今の時代から駄目なのではありません。昔は日本の企業はまずはルーチンワークで給与分働いてもらいながら、徐々に考える力を身につけさせる余裕がありました。しかしその時間がもうないんです。
大学を改革することが一番重要なのです。日本の格差論では橘木教授の論考が、引用データの質と多様性からして極めてレベルが高いと感じます。
著者「21世紀日本の格差」(21世紀日本の格差 https://www.amazon.co.jp/dp/4000611151/ref=cm_sw_r_cp_api_EGLOxb8ADV461)でも論じられていますが、幼児教育投資の重要性を改めて強く感じます。
そもそも貧困が努力が足りないから発生しているんだとか、日本にはアフリカのような貧困問題など存在しないと主張される方々がいまだに沢山いらっしゃるので、意識を変えていただくことが重要です。
どこか遠い国のおとぎ話のような話ではなく、私たちのすぐ身近で起きている。
給食費を払えない、今日食べる夕ご飯もない、体操服を洗濯に出せずに毎日汗まみれのものを着ている、絵の具セットが購入できない。
目を向ければそんな現実はすぐ横にあり、待ったなしでの解決が迫られている。改めて問題の根深さ、深刻さを痛感します。格差解消のために幼児教育への投資リターンが高いことは少しずつ認知されてきたように思います。
問題はそれを決めるのは政府であり、その信任は国民が行います。仮に、幼児教育への投資と、その財源として高齢者への福祉を削減する、という公約を掲げた政治家が出てきたら選挙で勝てないのではないでしょうか。有権者の中でも投票するのは高齢者の比率は高いからです。
根本的な原因はここにあるような気がします。