ゴジラ、累計観客1億人 邦画実写シリーズで初
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注目のコメント
「劇場で観るべき」と友人から言われ、先日観てきました。最初から、庵野ワールド全開。エヴァを見てきた人は、随所にエヴァ的な要素を発見できます。私はIMAXで観たのですが、4Dでも楽しめそうです。
私自身、これまでほとんどゴジラに関心がなかったのですが、1億という数字は既存のゴジラファンだけではなく、私のような「ゴジラ初心者」も足を運んでるのではと思います。
来年、USJにゴジラのアトラクションが出来るということで、そちらも楽しみです。まさに全編に初代ゴジラのオマージュが満載。
最後にはお子供向け怪獣映画に堕落したゴジラシリーズの原点をもう一度捉え直した大人向けの特撮映画です。
とはいえ作風は同じ監督のエヴァンゲリオンと同じ(音楽もエヴァンゲリオンぽい奴が随所に流れます)ですから、初代ゴジラなぞ全く知らない若者にも楽しめるはずです。
不測の事態に一歩ずつ対応が遅れる政府をリアルに描きつつ(何せ全編3分の一近くが会議シーン、これが日本のリアル)、圧倒的なゴジラの力の前に多摩川の防衛ラインが破られ、夜の東京の街が火の海と化すシーンには恐怖と絶望感さえ感じます。(実在の兵器が登場する戦闘シーンは凄くリアルです)
最後の戦いは少しコミカルな中にも、一個人の単純な英雄物語に終わらない、日本の明るい未来を感じさせる展開で終幕となりますが、ラストシーンには庵野監督らしい謎とメッセージがしっかり込められています。
最近にない邦画特撮映画の傑作です。