北海道7空港一括民営化の方針 高橋知事、首長に伝達
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北海道の国管理空港と特定地方管理空港を中心としたラインナップですね。新千歳が年間およそ2000万人利用するのに対し、道内二位の函館でさえも200万人前後でいきなり10分の1になります。このラインナップの中では最下位の稚内にいたっては年間20万人ありません。新千歳の100分の1です(蛇足ながらおよそ丘珠と同じ規模です)。
つまりこのディールは新千歳の大きなマーケットを使える権利と引き換えに、他の空港を廃止せずなんとか維持運営してほしいという命題が課されたものということになります。それぞれが潰しあって過当競争に陥るよりも、ある程度役割分担をしたほうがトータルの利益は増えると思われますので、これはこれでよいと思います。
現状は新千歳に新規航空会社の需要は集中し、他の空港ではせいぜい国際チャーター便が季節限定で飛んでくる程度です。北海道観光の需要をいかに他の空港に分散させるかが問われることになりそうです。
個人的には旭川押しです。層雲峡・動物園・富良野など観光資源が多く、冬場の除雪能力もしっかりしていて航空会社としては任せて安心、と思える数少ない空港のひとつです。谷村さんのコメントが必見。どんな事業も売上と費用のバランスで、費用を抑えるより利便性や魅力を市町村と手を合わせてあげて、空港も地域も収入が入るようになると嬉しい。
北海道は観光資源が多いし、例えば東南アジアでさっと休暇にビーチにいくように、温泉・スキー・ハイキングなどに海外からさっと人を集められるようになると、本当に強いのだが(沖縄も同様)。