あの時、トルコ人はなぜ強権体質のエルドアンを守ったのか
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注目のコメント
そもそも、「強権体質」というキーワードで見てしまうと本質を見誤ると思う。トルコに限らず。ロシアのプーチンがまだ高い人気を維持しているのか、という問いも同じような問題かある。その国の国民の目線で考えないと、外から見れば強権だなんだという見方になりがち。その国の内在的な論理からアプローチする必要あり。
個人的な印象として、建国の父であるケマル・アタチュルクへの尊敬はとても大きいと思う。そのアタチュルクが掲げた政教分離から離れる方向について、実際にトルコの方はどう考えているのか、個人的にはとても興味を持っている。国外からの視点では、クーデターが正しかったかはともかく、そのあとのエルドアン氏の行為は行き過ぎている印象もあるので。記事に軍政よりはマシとあるが、アタチュルク氏も軍出身ではある。
Furuyamaさんのコメントにある新オスマン主義は現代トルコを理解する上で、非常に重要な概念かと思います。
メディアも私たちもトルコといえばアタチュルク主義という漠然としたコンセンサスがあるわけですが、それがすでに変質しつつあるということです。
トルコはいうまでもなく中東における最大の友邦であり、世界屈指の親日国です。
このトルコの変質と、今後彼の国をどのように理解するかは日本の大きなテーマだろうと思います。