[東京 21日 ロイター] - ホンダ <7267.T>は21日、ソフトバンクと共同で、人工知能(AI)技術の自動車などへの活用に関して共同研究を始めると発表した。自動車が運転者の感情を推し量るとともに、自動車自らも感情をもって運転者と対話できるシステムを目指す。

ソフトバンクのAI技術「感情エンジン」を活用する。運転者との会話音声や各種センサー・カメラなどの情報を用いて、自動車が運転者と高度なコミュニケーションを図れるようにする。

本田技術研究所の松本宣之社長は都内で講演し「二輪、四輪、汎用、ロボティクス、ジェットまで含めて実装を目指す。(これらのモビリティが)生活を共にすることができる身近な存在になってくれると嬉しい」と抱負を語った。

(志田義寧)