グーグルのクラウド戦略、人工知能を呼び水に
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GCP(Google Cloud Platform)は最もパブリッククラウドに適したサービスになりうるポテンシャルを兼ね備えてます。サーチエンジンのページランク(インデックス作成)に始まり、Googleが発表してきた数々の論文はビッグデータに対して分散型のデザインを積み重ねてきた実績がそれを物語っています。
ITの大きくマクロな潮流の見方として「分散」と「集中」という文脈のトレンドがあります。古くはメインフレームの一極集中型が流行った過去があり、それからPCとインターネットが発明され分散型へ移り、そして今パブリッククラウドはコンピュータリソースの集中というトレンドです。
そんな中でGoogleのアプリケーションは分散型であり、インフラとしての集中とアプリケーションとしての分散という、ハイブリッドに良いところ取りをしたデザインを思考。分散と集中という論争に終止符を打つポテンシャルがあるのではと感じてます。
東京リージョンの開設も控え、FASTERと呼ばれる高速大容量の通信用に海底ケーブルもひき終わりました。Googleの差別化できる武器を持って、虎視眈々とAmazonとMicrosoftの首を狙う準備ができたとみていいのではないでしょうか。クラウドのフェーズは明らかに変わりつつある。オンプレからクラウドへの移行がメインだったフェーズからクラウドならではの強みを活かしたフェーズへ。Googleの戦略はそれを裏付ける。実際に競合力もある。巻き返しに期待したい。