[20日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカー、テスラ・モーターズ<TSLA.O>のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は20日、EVのトラックやバスを開発し、都市交通に参入する事業計画を発表した。

マスクCEOは「マスタープラン・パート2」と題したブログ投稿で、EVをすべての主要車種に拡大する計画を明らかにした。EVのトラックやバスの発表は来年の見通し。また将来的にテスラの車両にすべて自動運転機能が搭載されると指摘した。

マスク氏はテスラ車のシェアリング計画も発表。所有者がスマートフォンのアプリを使って、他の利用者に共有を許可するシステムになるとの構想を示した。

「車を利用したい人がシェアしたいというオーナーを上回る都市で、テスラはサービスを展開する。どの場所にいようとわれわれの車両を利用できる」と説明した。こうしたサービスが実現すれば、テスラは米配車サービスのウーバー・テクノロジーズ[UBER.UL]やリフトと競合することになる。

このほか、太陽エネルギーシステムの開発計画について、住居向けに太陽エネルギーと蓄電システムを備えた屋根の開発を目指すとした。

テスラは太陽光パネルの設置などを手掛けるソーラーシティ<SCTY.O>の買収を目指している。マスク氏は20日のブログ投稿でも、テスラがソーラーシティを買収し、事業統合を進めるべきだとの考えをあらためて示した。同氏はソーラーシティの主要株主で会長を兼任している。

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