大企業の新陳代謝の起こし方と、「発明王」をいかに育てるか
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トヨタとソフトバンクという、毛色の異なる2社に勤めてみました。
随分と異なる文化を持つ二社なのですが、私が外から眺めていた時には想像しなかったような、両社に共通する課題もありました。
私はその辺りに日本の産業復活のヒントがあるのではないか、と今は考えています。
そこでその課題の克服を実践すべく起業しました。その狙いなどをこの対談でお話させていただきました。
内容は既に言われてきている事かも知れませんが、私にとっては自らの経験をもとにぐるっと廻って辿り着いた結論という事で、ご笑覧いただけると幸いです。的場です。私自身、巨大企業とスタートアップの両方を経験していて、同じ人間ですので、決して別の血が流れた人間でないことを証明しています。林さんもトヨタやソフトバンクを経験されてGroove Xを立ち上げられておられている。ゾンビ技術を活用するという接点が代表するように、この両端の接合はとても重要だと認識しています。鼎談で提案したように、そのようなマッチングを、私の専門領域であるコグニティブ技術で効果的に行いたいと思います。人と人をつなぐのです。両端に光る人たちが沢山いて、それぞれが接点を持つといいことをあるからです。
現場でチャレンジしている方々の言葉は、イノベーションを意図的につくり出すために非常に参考になります。
①スタートアップは方法論より役割とマインド
>スタートアップの使命は「リーンスタートアップ」などに代表される方法論にあるのではなく、リスクをとって産業の新陳代謝を促進するためのプロデューサーとしての役割にある
②スタートアップにおける日本の地政学的優位性
>日本企業に眠っているゾンビ技術は、スタートアップの発想と組み合わさったときに、新しく市場を創りだすカギになる。
③発明王の思考はAIによって再現性のある形に変えられる
>その発明王の頭の中にある目利きやクラスタリング能力をビッグデータとして機械学習させてもらって、パターンを読み込めたらコグニティブ技術はさらに発展しそう