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注目のコメント
DMMは10年くらい前には、映画の配信プラットフォームを狙っていた。最終はコンテンツ戦争になるとは思ってたんだけどカネがない。そこで当時ヒットを連発していたロボットという制作会社を訪ね、制作費を聞いてからゲオに持ち込んだ。
「この映画をゲオだけでレンタルすれば赤字かもしれないが、会員が増えて将来元が取れる。カネ出してくれたら段取りはオレがするから、ネット配信権だけちょうだい!」って。何とかそそのかそうとしたんだけど失敗。
次はUSENが映画配給のGAGAを売るらしいと聞いて、買収に行ったんだけど、これまた失敗。
その後、ひかりTV、TSUTAYA TV、dビデオとか乱立になって、その後やって来ると思われる海外勢に対して「ウチの体力じゃ無理」と判断。5年前に映画配給はレベニュー以外は撤退になった。
プラットフォーマーが無理となったら、次は世界のプラットフォーム相手に商売をするしかない。有り難いことに現在、世界を制している会社はいないので、Amazon、ネットフリックス、中国勢などを相手に天秤に掛けながら、「日本のお家芸であるアニメ」を売り込むビジネスをスタートした。
ウチだけじゃ非力なので、アニメ業界みんなの協力が必要。原作者や制作会社にも長期的にコミッションが落ちる仕組みを作って、一緒に稼ぎにいくぞ〜!今回は映画がメインの原稿ですが、音楽側もおもしろかったです。
「アップルやスポティファイは、ヒップホップやテクノ、インディーなども聞かれているのに対して、プライムミュージックは、徹底的にポップ、ロック、カントリーとか。我々はこれを『メインストリーム』と言っている」
VPのスティーブ・ブーム氏は、元ヤフーで起業経験もあり、アマゾンには珍しい(?)少しシニカルな感じを醸し出すキャラが、面白かったです。
とにかく、いわゆるあらゆるジャンルを買い漁る『音楽好き』ではなく、家族を含めた音楽が何となく好きな層をターゲットにしているので、コンテンツ数の拡充にもそれほどこだわらないとか。確かに、音楽好きから拡散しているスポティファイとかにしたら、嫌な存在には違いないと感じました。
「音楽は、映画と違って、オリジナル作品のためにサービスに加入することはまずない。オリジナルの有無じゃなく、有料無料に分かれていく」という指摘も。
とにかく、ネットフリックスやスポティファイなど、専業プラットフォームとしてはなかなかやりにくい相手だな、とも改めて感じた次第でした。自分自身、プライム会員になり、そしてプライムビデオにハマってます。そしてPCでは物足りなくなり、Fire TV stickが欲しくなり、結果プライム会員から抜け出せなくなってます。笑
多様な入口商品から、プライム会員を落とし所にして継続させる形が本当に強いです。