ミラーレス車 国内で開発解禁 メーカーが開発加速
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記事中のBMWの映像を見ると、サイドミラーのあった場所にカメラが置かれているので、デザイン上の利点はあまり無さそう。
カメラとモニターにすることで良くなることは、ミラーと目では確認できなかった物をカメラならば確認出来るようになるところか。リアルタイム映像処理で危険を検知し、アラートを出したりすることなど。ただ、これはすでにやれている車も多い。
人の目で見やすいように、映像を加工することは可能かもしれない。雨の日や夜間など。後方の車がハイビームの時にもフィルター処理リアルタイムし、ドライバーが視認しやすいようにできるだろう。
http://japanese.engadget.com/2015/12/01/2016car-mirror/ のJVCケンウッドのコックピットのようにモニターを配置すれば、ドライバーが前方を向いたまま、サイドミラー相当の車のサイドの様子を確認できる。これなども利点か。もっとも現在でも、実際に車線変更する際にはミラーだけに頼らず、自分の目で安全を確認してから行なわなければいけないので、どの程度大きな利点かわからない。
一方、複数のモニターにを配備することにより、ドライバーの前方の視界をどの程度遮ることになるのかが気になる。
これら全てを考慮し、総合的にミラーレスの利点が勝ると判断したメーカーが現在名乗りをあげているところか。
注目のコメント
欧州でVW XL1という超燃費マシンがミラーレスで車内の両サイドに液晶がついてる。たぶんこれが世界初かと。試験販売レベルですが…
http://jp.autoblog.com/2013/04/13/2014-volkswagen-xl1-first-drive-review-video/サイドミラーレスという意味では記事にも出てくるサイドミラー国内最大手の村上開明堂にはマイナスの可能性もあるが、最大手であるなら、対策は打たないわけがないので、今後の展開は注視したい。
今年の6月には既に対策品の発表をしてるし、2025年までにミラー生産の1割は電子ミラーにするとしている。採用に時間のかかる車載の世界であれば納得のロードマップだろう。
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDZ17HYS_X10C16A6TJC000/
デンソー、フィコサ、ヴァレオの取り組みは下記。
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDZ18IHL_Y6A110C1EA2000/
JVCケンウッドの取り組みは下記。
http://s.response.jp/article/2016/01/11/267560.html
また、ミラーとディスプレイとでは絶対的にコストが違うはずなので、最初はコスト吸収力のあるハイエンドでの展開になるのではないか。プリウスなどの空気抵抗を気にする車は真っ先にサイドミラーレスにしそうな気もする。テスラとかね。
あと、「太陽などの反射光で見るミラー」と「バックライトで見るミラーディスプレイ」とでは運転手から見て見え方が違うのも気になるところ。コメントで坂本さんが指摘してる通り。この辺りも光学的な対策が打たれないといけないだろう。技術課題は多そうだ。
たまたま見つけた下記記事は村上開明堂発展の歴史とサイドミラーの技術課題と解決方法が簡潔に書かれてた。面白かった。
https://kmonos.jp/csr/2012/02/c005.html
あと、自動運転時代が数年先には到来してるように思ってる方が非常に多いが、あと、20年先でも運転支援こそ充実してるだろうが、完全自動運転は始まってないと思う。長期信頼性、安全性を考慮してクルマ産業でいかに数多くの信頼性試験、評価が必要かがあまり認知されていないなあ、と感じる。