ネットフリックス 野望の階段(3)大ヒット続出
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注目のコメント
独自コンテンツに注力するプラットフォーム、ネットフリックス。
ドワンゴ川上さんが著書で「コンテンツはつくらないと宣言するプラットフォームがフェアであるとも責任ある態度だとも思いません。」と記しています。
YouTubeのようにプラットフォームに徹するものもあります。日本でも通信会社が長らくそういう態度でした。IT企業による放送局買収騒ぎもあり、通信が放送から距離を取る姿勢を示していました。そこにアメリカのITプラットフォームがおカネを持ってコンテンツも作りに来たという構図です。どうなるでしょう。
川上さんは「任天堂やSCEのように自らコンテンツを作り、コンテンツから利益をあげる家庭用ゲーム機のようなプラットフォームが、コンテンツが儲かる仕組みが維持されて、クリエイターにとって幸せな環境」だとも説きます。
逆に見ればプラットフォームを作る力は日本にもあるということですね。プラットフォーム+コンテンツのモデルがどこまで力を持つのか。日本プレイヤーに活躍の余地はあるのか。問いは続きます。独自ドラマの制作で一度失敗している過去があるのは知りませんでした。それだけに、次は中途半端にやってはいけないという判断だったのかもしれません。ハウスオブカードはキャストも監督も投資金額も一流。ここで一気に勝負をかけたのが勝敗を決めましたね。
技術の会社であるプラットフォームがコンテンツを自分で作る事がリスクだ、というのはあらゆる側面から考えられます。
1つ目は他のコンテンツ供給会社から競合とみなされて供給を止められる事
2つ目は文化として、全く違う能力やノウハウが必要な事
3つ目はビジネスモデルが違うので、初期投資が膨大な事。
どれ1つとっても簡単に決断できる事ではないですね。