ネットフリックス 野望の階段(2)独自コンテンツの幕開け
NewsPicks編集部
84Picks
コメント
注目のコメント
アメリカは7-80年代にケーブルテレビが強大化し、テレビ局の力を凌ぐようになった。コンテンツはハリウッドが制作し、制作と流通、ソフトとハードとが分業していた。今度はネットが登場し、ネットフリックスが制作と流通の双方を抑えにかかった。ケーブルテレビやテレビ局の力を凌ぎつつある。
日本はビデオ録画が早く普及し、ケーブルなどの多チャンネルサービスの普及が遅れた。テレビ局は制作と流通、ソフトとハードの一体化で力を保った。どの国より優れたネット・インフラが整備されたが、それを使ったハード・ソフト一致の映像ビジネスでの成功者は現れていない。さて、しかし、ネットフリックスも上陸、日本も構造が変わるだろうか。ライブドア時代は、Netflixをベンチマークして「ぽすれん」というサービスを立ち上げ、ネットシネマという低予算独自制作のドラマを多数作っていた。それらは融合して定額制ネット配信をする予定だったわけなんだけどね。
2007年にこの決断をできたのが本当に凄い。
ーーーー
2007年、ヘイスティングスはネットフリックス専用のストリーミング配信を構築すると決心した。まだDVD宅配事業が多くの利益を出していて、映画をスムーズに配信するインターネット環境が整うずっと前のことだ。