この連載について
時価総額35兆円をほこるIT企業の米アマゾンが、日本市場への投資を加速させている。オンラインショッピングの物流配送から動画や音楽などコンテンツ、そしてITインフラまで、生活の隅々を取り込む「アマゾン化する世界」を描くオリジナル連載。
Amazon is a leading online retailer and one of the highest-grossing e-commerce aggregators, with $386 billion in net sales and approximately $578 billion in estimated physical/digital online gross merchandise volume in 2021.
時価総額
257 兆円
業績
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もう一つは、「あらゆるアイテムのショールーム」。本やDVDより、むしろ手に触れてみたい物を1点だけ置くようになる。衣類やロボットや匂いのするものなど、画像では伝えにくい物を触らせて、無駄な在庫は持たずに「注文はネットで」と誘導する。
ショールーム効果の是非については、たまにamazonでも人気のない商品を店別に1点忍ばせとけば、売上上昇額でだいたい分かる。
いずれにしても、ネットのためのショップであり、見た目がTSUTAYAのようでも、狙いがまったく違う。
と、思うよ〜!
アメリカの場合、巨大企業がニューヨークやサンフランシスコに集中する事なく、分散しているので、2万人の雇用を生んでいる実感がすごくあるのでしょう。
雇用の源泉となる大学、倉庫、本社ビル、など、自社を中心としたエコシステムがこうやって出来上がる。
クラウドなどの分野ではAmazonが来ていますが、Eコマースは先日アリババに買収されたラザダが強い。リアル店舗との連携は、このAmazon本屋ほどでないにしても、ローカルブランドとの連結で、「ラザダで売れてる」とか「ラザダで買うともっとお得」という表示のある店が出てきています。女性向けの洋服が多い印象。
デジタルガジェットもEコマースたけなわで、最近は、シンガポールのチャレンジャーがフラッグシップだったフーナンモールを閉店。オリジナル通販サイトのハチにシフトする様子がうかがえます。
また、グローサリーではシンガポールのレッドマートが急成長(毎週注文していますがかなり便利)。その他の国でもスーパーなどがEコマースを開始。
新興国で今後、Amazonのようなグローバル勢、巨大市場中国のノウハウを生かして外国展開をするアリババなどの中国勢、そしてローカル勢という三つ巴の争いが激しくなることが予想されます(日本勢は一般消費者向けではこれからは難しい。むしろ越境販売のルートを押さえた方がよいのでは。もう現地業者に握られ始めていますが・・・)。
成長している企業、勢いがある企業が手がけるものはなんでも成功しそうという期待値・幻想はあるが、実際には失敗しているものは少なくない。AmazonのFire Phone含めて。
ボーイング、ウェアハウザーといった重厚長大企業の城下町で、人心はカリフォルニアなどに比べるとおっとりしていました。
また、大ヒット映画のAn Officer and A Gentlemanの舞台になった海軍の町でもあります。
シアトルは日本で言えば長崎と共通点が多くあります。重厚長大企業、西の端、造船・海軍、漁業が盛ん、等々。
でも長崎は停滞し、シアトルがなぜこんなに発展したのか。
この謎を解くことで、日本全体の成長のカギを見つけることが出来ると思っています。
リアル店舗は、ショールームなのか書籍チェーン展開を目論んでいるのかは気になるところです。ネットでの評価が高い本を並べるということでは、アットコスメさんの店舗展開と通ずるところがありますね。ネットでの購買データを店舗で活用していく動きは進んでいきそうです