【川邊健太郎】ビジネスに持ち込む仮定は1個にしろ
2016/07/07, NewsPicks編集部
成功の分かれ目は、自責で考えられるかどうか
【川邊健太郎】ビジネスに持ち込む仮定は1個にしろ
2016/7/7
*連載目次
第1回:失敗は「増長」と「自己肥大化」から生まれる
第2回:ビジネスに持ち込む仮定は1個にしろ
第3回:「ネット乱世」を生きる術
第4回:Yahoo! JAPAN経営陣を歴史の人物にたとえてみたら
第5回:信長はベンチャー起業家だった
徳川家康の自責思考に学ぶ
──前回、増長しないように心がけていることを川邊さんに聞きましたが、歴史上の人物で自分の部下が増長しないように工夫していた人物には、どんな人がいましたか?
伊東:やはり自責でものを考えていたリーダーの下では、配下も増長しませんね。徳川家康は、三河武士団という強固な忠義心を持つ組織を形成していったわけですが、決して初めからそうではなかったんです。家康が「謙虚であること」を率先垂範していったわけです。
同様に、関東の雄・北条氏康も率先垂範する姿勢がありました。彼らに共通するのは責任感ですね。
皆さんは当たり前のように思われるかもしれませんが、当時は定型化されたリーダーシップ教育などというものなどなく、それぞれ父親や親族から帝王学を教えてもらっていました。家康は父が早世していますが、しっかりした家臣団があり、彼らから、あらゆることを学んでいったはずです。氏康も同様です。
しかしそうしたものから学ばなかった織田信長は、幾度となく味方に裏切られ、最後も家臣の謀反で命を落とします。豊臣秀吉も教育を受けていないので、最後までリーダーとしての自覚がありませんでした。
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