英国トップエコノミストが語る「ブレグジットが正しい理由」
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注目のコメント
下記でコメントしたように、Brexitの経済インパクトは「分からない」と思う。短期的には、マイナスが多いかもしれない。ただ為替安になっている輸出競争力やインバウンド需要のメリットもある。長期は、EUへのパスポートがなくなる一方で、規制から解放される側面もある。
そのなかで、一般論として人間は、目に見える分かりやすいリスクを重視する。だから経済を重視する人は、短期的にはほぼ確実とみられる経済インパクトゆえにBrexitに反対したし、職だけでなく社会福祉での混雑や様々な国内でのEU優先が目の前にあれば、それゆえにBrexitに賛成する人もいて、後者が上回った。
イギリスだけの話ではないが、結局は決定を受けて人々がどう動くかで未来は変わる。政策だけで自分たちの未来が決まるほど、個々人の頑張りの集合は無力ではない。一方で政策の影響も大きい。だから投票など政治にちゃんと参加すること、そしてその決まったなかで全力を一人一人が出していくか、きれいごとではあるがそれが未来を決めていくと思い、学術的に予想できる部分なんて極めて小さいと思う。
『離脱したことで得られるプラス面はすぐには出てこないが、徐々に状況はよくなると私は確信している。』
https://newspicks.com/news/1644667?ref=user_100438「体制派の経済予測など当たった試しがない」と一刀両断するブートル氏。一匹狼としてのし上がり、シティのトップエコノミストの地位を手に入れた反骨心が見て取れます。
保守党と労働党双方のブレーンでもあったブートル氏の示唆に富んだ『欧州解体』は、brexit全体を理解するのに最適な一冊だと思います。他のEU加盟国にとって英国は米国を上回る最大の輸出先になっており、そのため英国がEUから離脱しても無数の欧州系企業が英国との自由貿易を維持しようと働きかけるはず。実際のところ民間企業の踏み込み次第では英国が本交渉で有利になるとも考えられる。