【侍02】クモの糸でつくる夢のボディ。スパイバーが目指す未来の素材
2016/7/4
山形に面白いやつがいる
突然の来客は、トヨタの首脳その人だった。
今から約7年前の夏。山形県鶴岡市のとある研究開発施設に、Tシャツに短パン姿で研究にいそしむ若者がいた。
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確か慶応大学先端生命科学研究所との産学合同ベンチャーですね。
クモの糸は人類が作り出した最強の繊維であるケプラー繊維の10倍という強度を持ちながら、亀裂に対し自己修復性がある為、伸縮性が非常に高い夢の繊維。
しかし量産化が難しく、かつてデュポンや、BASFも取り組んだものの失敗しています。
ベンチャーは実験室の中での技術開発こそ得意ですが、その量産化や低価格化など、技術を製品にするための、生産技術に対する知見がありません。
トヨタのような大量の生産技術に秀でた会社との協業が進めば、優れたベンチャーの技術がもっとたくさん世に出てくる事になるでしょう。
こうした取り組みがどんどん行われるようになれば、技術だけでなく、夢も広がりますね。
NASAも開発できなかった夢の繊維。
今回の伊勢志摩サミットでも、MOON PARKAが展示されたとのこと。
昔、TBSの「夢の扉+」を見たが、最後に恩師と語る姿に、努力が報われたのかな、と思う瞬間があり非常に感動した。着眼点、努力、周りの理解もあって成し遂げられたと思う。Made in Japanの力強さ、更に飛躍してほしいですね。
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