【侍01】ロボット人脈を束ねる研究者の描く夢
NewsPicks編集部
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第一回の「侍」はトヨタの子会社として設立されたAI研究機関、トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)のトップに就任したギル・プラット氏にフォーカスしました。「トヨタとの出会い」「原体験」「そしてこれから」を、ギルさんの言葉と共にお送りします。
豊田家の家訓は一代一業。
一代につき一つ、新しい事業を興すのが豊田家の使命だというものです。
豊田佐吉氏の自動織機から始まり、喜一氏の自動車、章一郎氏の住宅ときて、今まさに豊田章夫氏の新規事業の行方に注目が集まっています。
個人的にはそれが是非ロボットであって欲しいと願っています。
豊田家に伝わる、現業に決して満足せず、新たな事業を立ち上げ、一代全てを使ってでも成功させるというDNAが、ロボット産業に新たな地平を開くとしたら、それは日本の未来にとって、とても素晴らしい事だと思いませんか。昔は引退した研究者が企業へ流れるというのはあったが、今はバリバリの一線の研究者が大学や研究機関から企業へ行く流れができている。特に、テック系業界では顕著だ。アカデミアにおける人材の流動化を促進するという意味では良い流れだが、一流の研究者を失う大学は学生の研究教育という面ではマイナスだろう。いや、研究者を企業と大学とで半々でシェアするクロスポストという手段もあるか。なんにしても、スーパーハードサイエンスの研究者からしてみれば羨ましい話だ。