新着Pick
283Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
低温物流についてのたいへん興味深い記事。サラリーマン時代のチェーン企業としてのそして現在の小売業としての「需要家」の立場からひとこと。

需要家の立場で言えば「低温物流」と「コールド(サプライ)チェーン」には実は重要な違いがある。記事では「(低温)物流」の役割を「荷主から需要家までをつなぐ」ことであると正しく説明しており、物流各社の積極的投資の動向についても記事では紙数が割かれている。

いっぽうで「コールド(サプライ)チェーン」という観点でいうと需要家サイドでの「荷受後の保存」と「投資」という視点も欠かせない。つまり「物流」の「その先」である。

たとえば需要家側での冷蔵設備や冷凍設備のキャパシティ。需要家は常に配送コストの削減に取り組んでいる(売上の2〜3%)。そのため需要家側は配送コスト削減のために配送頻度を減らすことも検討する。需要家側での設備拡充はその方策のひとつである。つまり需要家側での設備拡充と物流会社側での設備拡充による多頻度配送とはオフセットの関係にある。需要家側は冷蔵設備や冷凍設備の設備拡大の投資をすることで少頻度配送を選び多頻度配送の物流コスト軽減を図るか。あるいは設備投資を行なわぬ代わりに物流会社の設備を利用して多頻度配送によるコスト増を選ぶか。コンビニは後者の戦略に立つが一部の外食企業は前者の立場で配送コストの削減に取り組む。

それだけではない。コールドチェーンの利用による需要家側のコスト増は商品開発の局面にも及んでいる。低温物流のコスト増を嫌ってそれを利用しないで済む商品すなわち常温保存可能な商品や原材料の開発を選好する企業もみられる。その場合は低温物流のコストと添加物の増加(とそれと相反する反添加物という消費者意識)や高度保存方法による製造コストアップとのオフセットとなる。

以上のようにみるとこの記事が「コンサル風」と欲望博士のおっしゃるように「低温物流」の取り組みだけでなく最終需要家のニーズの現在形を含む「コールド(サプライ)チェーン」を俯瞰する絵を描いてくれるとこの記事はおそらく第一級のものとなるように思うがどうだろう。

え?ならばオマエが書いてみろって?そらえろすんまへんでした。
横山氏のコメントに100 likesです。
(実際にはご迷惑と思って3連打しかしませんでしたが)
その後に読んだ安田氏のコメントにも100 likes!
改めて本当に素晴らしい言論空間ですね。

横山氏の解説が光る店舗までの低温物流(チルド温度帯)や安田氏が指摘された小売店サイドでの受け入れ体制(冷蔵什器)を充実させることで、大手コンビニはコールドチェーンの活用に勝機を見出しました。

チルド温度帯の米飯商品(いまだと親子丼等がコンビニの棚に並んでる)の従来の常識は「とにかく白米が不味い」。
これを覆すべく、大手チェーンは相当に長い時間をかけて製法の研究開発を進めてきました。

そこまでしてチルド温度帯の米飯商品(お惣菜も含む)を強化するの最大のメリットは消費期限の長さです。
これによって惣菜などの店頭での欠品が劇的に減り、コンビニは食卓に欠かせない存在への階段を駆け上りました。
コンビニに限らず、外食・中食ではクックチルの導入が進んでいます。中心温度を75度以上で一定時間加熱滅菌し、3度未満まで急速冷蔵。そうなると、低温保存で菌が増えないので保存期間が一気に伸びます。先日保健所と合同チェックしましたが、15日保存段階で全く問題無い数値に。
そうなると、暇な時に徹底的に仕込み、繁忙期にそれを使う。と労働時間を均一化できます。労務環境の改善にも大事な流れです。
物流は地味ではありますが、コンビニエンスストアの躍進を支える影の功労者。
増え続けるコンビニ弁当、惣菜需要(だけではないですが)への対応のため、今後も緩やかに増加を続けるでしょう。
対してアジア市場はまさにこれから。これまであった冷凍・冷蔵保管は、現地の工場からの輸出対応(外需)分だと思いますが、
これからは現地の小売等に向けた展開が加速するはず。
日系のコンビニでも日配品類は少なかったのが徐々に日本のコンビニらしくなっていくのではないでしょうか。
横山さんのコメントが嬉しい。記事だけでなくコメントでさらにコンテンツが深まる流れ、有難う御座います!
冷凍食品だけでなくチルド商品でも低温物流は重要。食文化の違い(外食中心)などの違いもあるが、一方で低温物流が普及してコンビニなども併せて拡大できると、日本企業のノウハウをそのまま活用しやすくなると思うので、注目したいところ。
定温というのは意識したことがありませんでした。そして常温は特に温度の規定がないんですね。ランニングコストでは低温の方が高くなると思うので、そこへの各社の具体的な取り組みが気になります。需要そのものが拡大し、恒常的になってきたことなども、多少は低減につながっているのではないかと思います。

横山 冴樹さんのコメントも大変勉強になります。

ASEAN展開にあたっては外資規制の違いなども課題となりそうです。インフラ整備も含めた各種規格の標準化がどのように進むかにも注目です。

下記関連する過去の記事です。

物流業界の動向を見る~前編、日本市場〜
https://newspicks.com/news/1335827

財務指標で見るコンビニ3強。セブンに死角はあるか
https://newspicks.com/news/1274549
アジアでのコールドチェーンは少し調べたことありますが、本当にホットですね。

こちらも、タイに偏った話ですが参考になります

特に、東西南北の経済回廊の状況などは参考になります

http://www.dbj.jp/ja/topics/report/2015/files/0000019505_file3.pdf
「コールドチェーン」技術を活かしたアジアへのビジネス展開は、日本の食品メーカーや商社にとって大きなチャンス。
和食ブームで日本産食品の人気は高まっている流れも後押ししてくれるはずです。

中国では冷凍食品需要の拡大により、大型冷凍機市場が伸びているとのこと。パナソニックは1日、中国の大手冷凍機メーカーと共同出資で、大型冷凍機の生産や販売、保守点検を手掛ける新会社を設立しているというニュースが本日に出ています。

日本の物流会社が、アジアの物流会社を買収or提携→冷凍技術の提供→アジアマーケットを開拓という流れには注目していきたいです。
車と一緒で、最後は中国市場でしょうね。
コンビニのチルド弁当、本当に増えましたよね。アジア圏ではまだまだ中食の文化ができていないようですが、都市化が進むにつれて、日本のように増えてくるのでしょうね。
この連載について
企業・業界分析プラットフォームのSPEEDAを活用し、アナリストが企業や業界、分析手法について解説・分析をします。
株式会社ユーザベースは、「経済情報で、世界をかえる」をミッションに掲げる日本のスタートアップ。ソーシャル経済メディア「NewsPicks」及び企業・産業分析を行う人向けの情報プラットフォーム「SPEEDA」などを提供している。 ウィキペディア
時価総額
616 億円

業績