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結局割を食ってるのは先進国の中間層なわけだけど、彼らの理屈としては義務教育で教えられた事に忠実に堅実にがんばって生活を構築してきたのにハシゴ外されてムカーみたいな感じでしょ。私なんかは義務教育で教えられた事が間違ってると思ったからその考え方に従わなかっただけで。そこで明暗が分かれるわけですが、彼らの選択は二つ。今更ながら考えを変えてグローバル化に対応するか、グダグダと今のやり方を継続しながら政治にクレームをつけ続けるか。先進国と後進国では同じクオリティで仕事してても賃金違うのフェアじゃないと思うけど、先進国の中間層はそれを良しとしてるからね。変だと思わないのかなあ。。。
良い論考ですが、「英国のEU離脱がグローバリズムと新自由主義の転換を意味する」とのことであれば、必ずしもそうではないようにも思われます。規制を嫌う英国がEUの官僚的な規制を嫌うのは寧ろ当然。格差問題は移民問題やセーフティーネットの在り方、税制等々とも絡み、「新自由主義の限界」で斬って捨てるような単純な話ではないでしょう。
政府が経済成長のためお金を使うケインズ政策は、富を生み出す労働力と設備と技術が固定されたままでも、短期的に間違いなく景気を良くします。しかし、選挙を意識せざるを得ない民主国家の政府が一旦これを始めると「浪費、インフレーション、破綻」 を引き起こすポピュリズムに流れがち。年率17%に達するインフレの中で働く場が全然増えない英国病の危機感の中でそれを断ち切って、富を生み出す生産手段そのものを成長させる路線に舵を切ったのがサッチャー首相だったように思います。新自由主義的レッセフェールの中で市場を拡大し、競争を促進して生産手段そのものの拡大を図る。イギリスを取り巻く経済状況が変わって、揺り籠から墓場まで守られたまま豊かになることはできないという危機感がこの変化の痛みを許したのでしょう、たぶん。
その結果、国民が全体として豊かになって経済的な危機感が薄れると、競争がもたらす痛みと歪みに目が行って政府はその修正を迫られる。そして富を生み出す構造の改善より生み出された富の再配分を優先する「労働者の怒り」に乗じた主張が受け入れられ易い土壌が出来上がる。
経済は自由主義的な動きと昨今の社会主義的な動きをスパイラル的に辿りながら成長せざるを得ない宿命を背負っているんじゃないのかな・・・「新自由主義」的な昨今の政策の揺り戻しの中で「責任のあるナショナリズム」といった新たな方向が生まれるか。政治のリーダーシップと国民の自覚が問われる変化点に世界が立っているように感じます。
小さな政府と大きな政府、グローバリズムとナショナリズムといった単純な二項対立で論じると現実を見誤ると思います。それぞれ両者の間には無数のバリエーションが存在していて常にどこがその時々での均衡点となるか模索していくものでしょう。ケインズ的な大きな政府を選好する世界ではデフレが長期に深化することを防いだ代わりに悪性のインフレが襲ってきました。これに対してレーガンやサッチャーはそのカウンターとして小さな政府を標榜しただけのこと。これに対して現在はフリードマン的な小さな政府を選好する世界が行き過ぎた結果、インフレに悩まされることが激減した代わりにデフレが長期に深刻化することになってしまったと。これに対して再度ケインズ的な大きな政府をある程度選好することになるのは自然な流れで、これに抗うように小さな政府こそ正義とするのは誤りだと思います。技術の進歩によって一部でシームレスでフラットな世界が進行しても、この技術の進歩によるグローバリゼーションとあくまで主義に過ぎないグローバリズムを包括的に不可逆なものと決めつけて語るのには違和感を感じざるをえません。そもそもグローバリズムなるものは一種の流行のようなもので、先の両大戦間にも生じていましたし、これが見事に潰れてしまった歴史があります。今回もこれが生じてもおかしくないですし、これは決して過度に楽観する必要も悲観する必要もないものでしょう。そもそもが片側に振れ過ぎた振り子はもう片側に戻されるだけのことですし、常に均衡点を探して動くものであって、決して均衡点に止まることはできないのですから。
データでなくイメージで語っても意味が無い。イギリスは下位階層の所得も伸びており、格差が拡大していない国の一つ。そこを見誤ってはいけない。日本の方がトップ10%と下位90%の所得格差は大きく、かつ拡大している。ここからはイメージだが、僕はこのデータを見るに経済より移民の問題という救われない話の気がしている。

http://d.hatena.ne.jp/shavetail1/touch/20160701
ブレグジットの持つ意味をどう解釈するかは、大きなテーマ。元英首相のジョン・メジャー氏は「経済と感情の戦い」、元英国外相のデビッド・ミリバンド氏は「不平等とアイデンティティーの複合問題」と語っていたのが印象的でした。
移民流入から生まれる格差への危機意識、国民のセーフティネットを守る仕組みに対する要請が、イギリスのEU離脱要因。

次のリーダーには、格差問題を解決するための具体的なアプローチと、新自由主義とは異なる新しい価値観の提唱が求められているのだと思います。
この連載について
英国のEU離脱(ブレグジット)は世界史的な出来事だ。経済のみならず、政治、外交、社会など、あらゆる意味で歴史のターニングポイントとなる可能性がある。ブレグジットはなぜ起きたのか、これから英国と欧州と世界はどうなるのか。ブレグジットのもたらす破壊的な影響を精査する。