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インテリゲンチャというものは理論的に正しいと思うことを当然と考える故に、大衆の持つ不満の原因や、そのパワーの大きさを見誤ることがあります。

今世界中で静かに、しかし確実に広がっているものは"格差の増大"という名の怪物です。
今回の問題も含めて、それはグローバル化や第4次産業革命などの大きな変化が生み出した歪そのものであり、負の側面というのは、時に非常に大きな力をもつものなのです。

それを、ものを知らぬ下層民が理屈に合わぬことを言っている、キチンと啓蒙すれば彼らは考え直すはずだ、と上から目線で捉えることはとても危険です。

最終的にイギリスはEUに残留する可能性の方が高いとは思いますが、彼らの不満の根本的な部分にメスが入らなければ、このような危機は何度でも起こるだろうと思います。
下流がそそのかされて「おらの国が1番じゃ」とばかり言えば、世界全体が損をして、回り回って「おらも損しただ」になるのはその通りだよね。
でも、上流が欲たましく「麻呂だけが儲けたいぞよ」とばかり言えば、下流から首をはねられるし、中流はいつの世もだんまりを決め込む。

みんな歴史から学べってことかな?
なるほど、金融界側から見るとこういうことなのですね。ますます、アメリカにおけるトランプ現象と似てます。
「EUは基本的に独仏の政治同盟であり、英国が失う経済的利益は自由を制約されるコストに比べたら少ない」という離脱派の主張を正しく理解しておく必要がありますね。こういうふうに決めつけたのではかえって逆効果でしょう。
最近なんというか、衆愚政治という言葉を政治に対して感じてしまうことが多いのだが、きっとその理由は経済が複雑化していて、普通の感覚では判断を誤ってしまうところまできているということじゃないか?と思っている…
英国がEUから離脱するかどうか6月23日に決まる。
コックス議員が暗殺されるまではEUからの離脱派の方が優勢だと伝えられていた。
そもそもEUが作られたのは、第一次世界大戦でヨーロッパ中が戦場になり1,000万以上の市民が命を落とした事で、戦争は悪だ、如何なる理由があっても戦争をしてはならない、と、ヨーロッパの人々が覚悟を決め、それがEUを作る動機となった。
英国がEUから脱却すればヨーロッパの国々はバラバラになり、米国ではトランプが勝つだろう。
どの国もが自分の事しか考えなくなり、政治的にも経済的にも大変な事態になるだろう。
円は急上昇し、株価は急落し、日本経済も大変な事態となる。
まあ損するのは何も知らない情弱だけで、自分達の主張で自分達だけが損して、金融関係者はどうやっても損をしないって事なんだけど
私は、ブレグジット・リスクの高まりは、「経済が大事だろうよ!」という理屈が当然通用すると思っていた英国のエリート達が「油断」したのだろうと思っています。

エリート層が再分配をケチって利益を取りすぎると、貧困層は、自分の経済状態の改善よりも、富める者への嫉妬を解消することをより望むようになる。「1ポンドでも自分の取り分が減る選択肢を選ぶ奴はバカだ」というだけの薄っぺらい経済合理性を頼るのは愚かです。英国のエリート層は、もう少し行動経済学を学んでおく必要があった。ブレグジットが可決された場合の、彼らの反省点はそこでしょう。

似たようなことが、トランプ大統領が実現した場合の、米国のエリート層にも言えるかも知れない。
主張の内容には大いに賛成だが、自分たちが上流で他の主張をする人が下流の考え方は非常に残念だ。このような態度が主張の内容の質を落としてしまう。他人への尊厳は、人類の根本的土台だと思う。
【国際】英国のEU離脱問題についてはこれまできちんとニュースを追っていなかったのだけど、先日JSTVで配信されていた「激動の世界をゆく」(NHK BSで5/1に放映)でこの問題が扱われていたのでこの番組を通じて考えてみた。これまでは関税などの問題からEU残留の方が経済的なメリットが大きく、離脱派は単純に「国民国家のノスタルジーにとらわれているだけ」と思い込んでいたが、どうもそうではないらしい。

離脱派の国民の多くから出てきたのは"Commonwealth"(英連邦)の概念であり、それは「国民国家のノスタルジー」というよりは「大英帝国のノスタルジー」と言うべきものである。そして、この「ノスタルジー」は単なる「ノスタルジー」で終わるわけではなく、ヨーロッパ大陸とは異なる法規範や商慣習、言語を包含したものであるということがよくわかった。英国がEUではなく英連邦重視にシフトすることは、世界恐慌の際の「ブロック経済」に回帰すると考えることもできるが、既に解体してしまった「帝国」の考え方に固執することがどれだけの利益をもたらすかはわからない。

ウィンストン・チャーチルは衰退してゆく大英帝国について、"The empires of the future are the empires of the mind."(将来の帝国は心の帝国である)と述べている。現時点でEUと英連邦の両方を押さえていることを考えると、EUから離脱して英連邦を重視するというのは我慢しながらも築いたヨーロッパ大陸という市場も失うことにはならないかとも思うのである。

激動の世界をゆく
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3723/2185001/