東証大幅反落、終値492円安 一時500円安
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マクロ的には、やはり本日公表された日銀短観の今期利益計画が大企業製造業を中心にかなり下方修正されましたから、これから本格化する4-6月期の企業決算に対する警戒が強まったことも影響しているものと思われます。
更に、今回の短観は回収基準日が6月半ばであり、その後にトランプ政権の通商政策が強硬姿勢となり、大阪の地震もありましたから、更なる下方修正含みという見方もあるでしょう。短観の発表では、あまり下落せず、中国株の下落などを受けて下落幅が拡大していました。内需関連など値持ちが良かった銘柄も売られたことからリスクオフによる下落に見えました。今日の下落で為替が大きく動かなかったことに、ちょっと、違和感を持ちましたが。
日経平均-2.21%、TOPIX-2.06%、マザーズ-3.15%、REIT-0.36%。
金曜の米株も最後1時間で下がってはいたが、プラスで終わった。後場で一気に右肩下がりで下落。なんだか少し分からないが、分からないときは「理由が分からないから相場が間違えている」と考えるより、「下がった」という事実に目を向けたい。ボラが上がると、それが要因での売りも出てくるし。
業種は全業種下落。ディフェンシブなものも結構下落幅が大きく、お金の流れが変わっている印象。
16時過ぎの現在、日経平均先物は終値からさらに100円超下落している。為替市場はそんなに反応していない(10時過ぎに0.3円ほど円安、午後にまた戻ったのはあるが、14時以降はほぼ横ばい)。