【最終回】日本からの参加は少数、アイデアに富むアジアのスタートアップ
2016/06/10, NewsPicks編集部
Tech in Asia Singapore 2016 リポート3
【最終回】日本からの参加は少数、アイデアに富むアジアのスタートアップ
2016/6/10
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リポート2:Googleの次世代市場、アリババが参入する東南アジアのEコマース
アイデア先行でまずは走る
去る4月12〜13日にシンガポールで開催された「テック・イン・アジア シンガポール 2016」(以下TIA)には約200社のスタートアップが集まった。
筆者は展示ブースを一通り見て回ったが、スタートアップによって相当な差が感じられた。リポートの最終回では、出展していたスタートアップ企業について報告する。
しっかりとしたビジネスやマネタイズのプランを持ち、サービスをわかりやすく説明するスタートアップもあれば、ほとんど声をかけてこないスタートアップもあった。
また多くのスタートアップがマネタイズの面で弱い、という印象を受けた。いくつかのブースでマネタイズのプランを聞いたが、ありがちな広告モデルのほか、キャッシュフローを安定的に回していくには厳しいと感じるプランが多かった。
ただ、スタートアップはむろん、アイデア先行で走りながらビジネスを回さなければならない側面もある。だからこそ、スタートアップとベンチャーキャピタルが一堂に会するTIAのような場に多くの参加者が集まり、年々盛り上がっているのだろう。
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コメント
注目のコメント
Tech in Asiaイベントリポートの最終回となります。日本からの参加状況と、私が気になったスタートアップ3社についてリポートしました。こうしたイベントはベンチャーキャピタルからの資金調達も重要ですが、アジアのスタートアップの日本とはまた違ったアイディアややり方に刺激を受けたり、ネットワーク形成もできます。むしろ、そちらで得るものが多いと思います。
日本からは品川区のスタートアップ「エクストリームデザイン」が参加。また、同社が入居する品川区の施設SHIPの指定管理者「品川ビジネスクラブ」がその活動をサポートのため同行という点はユニークでした。
3回のリポートのまとめ読みはこちらから
https://newspicks.com/user/9354/
なお、上記のコーナー「アジア・イベントリポート」では、今後もシンガポールをはじめ、アジア各地のイベント取材のリポートを配信していきます。ご関心のある方は「フォロー」ボタンを押して頂くと、今後の記事がタイムラインに表示されます。
よろしくお願いします。日本からの参加は少なかったとのこと。これだけアジアの時代と言われている中で、意外だし残念というのが正直なところ。でも、行ったスタートアップは、下記のようなメリットがあったとのこと。
『しかし、柴田氏は「日本で話をしたくても、なかなか話す機会がない日系VCの方々がいる。シンガポールのTIAという場だからこそ、新たに話す機会が生まれている。日本へ帰国した後に、詳しい話をするミーティングもセットできそうだ」と語り、外国に来たからこそつかめるチャンスもあると強調する。』