【最終回】川村元気、自己愛とSNSが恋愛を殺した
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注目のコメント
世界が変わるのは「言葉」が変わる時。
日本人は蝶を美しい、蛾を汚いと認識しますが、フランス人は両方を美しいと認識します。
何故ならば、フランス人は蝶も蛾も、パピヨンという「言葉」で呼ぶからです。
恋や愛という「言葉」だけでは、現代の恋愛感情を細やかに表現できていないというのは、非常に納得感がありますね。
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でも、そこには、本気で恋愛感情があるかもしれない。だから、今の恋愛は、もう言葉では運用できない領域にきていると思ったんです。
要するに、恋愛感情はいまや人々の共通言語になっていない。よって、今の人の「恋する気持ち」は、「新愛」などと名づけないと、たぶんダメですね(笑)。「とにかくみんな自分が一番好きだ」という行き過ぎた自己愛と、「恋愛」という言葉の時代錯誤。この二つが「東京から恋愛が消えた」理由だと言う。
僕はこれに加えてもう一つあると思う。
「傷つきたくない」という感情だ。
かつて恋愛は傷つくことを恐れてはできないものだったが、今はスマホの中の恋人さえいれば、全く傷つくことなく、思いのままに恋愛ができる時代になってしまった。
とある調査によれば、20代の男性の4割は生身の異性と付き合った経験が全くないそうだ。
参考:https://zexy-enmusubi.net/column/otoko/hon_004.html
保活や婚活も大事だけれど、「恋活」で「恋愛レス世代」をどう乗り越えるかが、今後の日本の未来を占うかもしれない。これからもSNSなどのテクノロジーによって、価値観がひっくり返っていくんでしょうね。
SNSが人をナルシストに変えてしまったのは同感です。
この理屈で、恋愛が変わったことや、価値観の変化の事象を捉えると、繋がっていないことが有機的に繋がって見えるようになると思います。