JFE、北米に車用鋼板工場発表 米最強企業と組む
日本経済新聞
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電炉から自動車用鋼板を作ることは、東京製鉄がやっている(多分一部は納入が始まっていたと思う)。合わせて、ハイテンに関しても試作は成功している(下記)。
鉄は、わずかな成分の違いで特性が大きく変わる。記事にあるように高炉と電炉では作り方が違う。電炉はスクラップを使うという点で、原料時点での鉄の比率は100%に近い(鉄鉱石の場合は60%の含有率を超えると確か相当に鉱石としての競争力が高かったはず)。ただ、すでに様々な鉄以外の成分が入っており、成分調整をするというのが高炉に比べて難しいという理解。ただそれは過去を見た時であって、一定の勝算もあってチャレンジするのだろうから、期待したい。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16583ニューコアは電炉ながらスクラップ以外に確か還元鉄も使用しているので、高品質な鋼板を作れていると聞いたことがあります。対して東鉄は恐らくスクラップのみなので、まだまだ規格にミートするものが作り出せずなかなか自動車向けへの本格採用に至らないのかなと思っています。スクラップだと不純物調整も難しいでしょうし。
電炉でも精錬すれば、高品質な鋼が作れるのでしょうが、経済合理性で考えると高炉に勝てないということなのでしょう。