この連載について
「第4次産業革命」──このビッグワードに対する注目度が、2015年に入ってから急上昇している。この「第4次産業革命」とは何を意味するのか。
本特集では、Part1では、第4次産業革命の本質を、専門家への取材などにより解説。Part2では、日本のライバルとなる、アメリカ、ドイツとの戦い方を分析。アメリカの第4次産業革命のリーダーである、GEの事業変革と意識変革をリポートする。
そしてPart3では、第4次産業革命による成長を目指す、日本の政府、企業の戦略をリポートするとともに、第4次産業革命時代のリーダー、マネージャー、ビジネスパーソンの生き方について考える。
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トヨタ自動車株式会社(トヨタじどうしゃ、英語: Toyota Motor Corporation)は、日本の大手自動車メーカーである。通称「トヨタ」、英語表記「TOYOTA」、トヨタグループ内では「TMC」と略称される。豊田自動織機を源流とするトヨタグループの中核企業で、ダイハツ工業と日野自動車の親会社、SUBARUの筆頭株主である。TOPIX Core30の構成銘柄の一つ。 ウィキペディア
業種
自動車
時価総額
35.6 兆円
業績



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ファナック株式会社(英文社名: FANUC CORPORATION)は、日本の電気機器メーカー。工場の自動化設備に照準を合わせたメーカーで、工作機械用CNC装置で世界首位(国内シェア7割、世界シェア5割)、産業用ロボットでも世界首位(世界シェア2割)。 ウィキペディア
時価総額
4.95 兆円
業績



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例えば、微分方程式を紙と鉛筆で解くことと、コンピューター上でプログラムを組んで解くことは目的が同じでも、必要な知識やセンス、スキルが全く異なる。大雑把に言っても、とある現象を見て微分方程式をたてる能力、たてた微分方程式を紙と鉛筆で解く能力、その微分方程式をコンピュター上でプログラムを組んで数値的に解く能力などが必要だ。二番目に関しては、手できちんと解ける微分方程式は限られているので、方程式をぱっと見て物理的に正しそうな解を予想する能力と置き換えてもいい。これらを同時に高いレベルでこなせる人間はなかなかいない。
そもそも、一人の非凡なプログラマーは一騎当千だ。凡庸なプログラマーを束にしてもかなわない。その上、最先端のコンピュターサイエンスや情報科学にも深い理解のあるエンジニアだとしたら、その競争力は、ちょっと想像しただけでも抜群だろう。
記事にもあるように、PFI / PFNの強みは貴重なエンジニア人材の集約性。東大・京大のML、NLP系の研究室からは、やはりGoogleや、NEC、富士通などの国内大手の研究所へ進む院生が多いが、そうではなく自分たちで会社を作り、独自の圧倒的な技術力を武器に資金を集め、ビジネス展開までもっていく事例の国内の先駆けがPFI / PFN。その後、同様のスタートアップが少しずつでも着実に増えていればいいのだが、どうなのだろう。
NTTからの出資、トヨタやファナックとの提携などから、PFNに注目が集まるのは当然とも言えるが、それ以外の新しいエンジニア集団もぜひメディアは取材をかけて取り上げてもらいたい。記事内で西川氏が述べているように、日本国内のCS関係の研究者・エンジニアの水準や人材層は、決して欧米に劣っているわけではないが、そこに落とされる資本の規模が欧米とは桁が違いすぎる。IoTのようないまバズっている領域でなくとも、例えば、セキュリティ技術開発の世界コンテストで上位に入っている日本人などもいるが、それが耳目を集めることは少ない。セキュリティ技術は、今後AIがB2B / B2C双方で広がっていく過程でかならず鍵になる技術だが、メディアが取り上げることは少ない。そうした一見地味な領域にも、資本やメディアの注目が注ぎ込まれていくことを期待したい。
斎藤さんは、医者(東大ではない)から転じたが、目のつけどころが素晴らしい。
ただ、課題もある。分かっているかな?
レポートで、説得する場合、①自分なりに納得して消化して評価する、②理解できないので、権威を借り、権威から引用したりする。
今回の記事も、多くも②が多い。東大だから?京大だから?天才?スマートな外見。芸能誌か?多くのレポートもそう。権威は、それほど、権威でないし、誰が本当の権威かを見極めも重要。
こういう会社にこそリスクマネーが必要だし、少しパランティアに雰囲気が似ている気がする。
技術というより、優秀なエンジニアに投資してビジネスをスケールさせる発想はIoT時代には必須な考え方だなと思っています。