トヨタ、ファナックも惚れた、スーパーエンジニア集団の野望

2016/6/8

山中教授とも共同研究

トヨタとファナック──自動車と産業用ロボットの世界王者が、そろって手を組んだスタートアップがある。
その名は、プリファード・ネットワークス(以下PFN)。機械学習やディープラーニング(深層学習)などAI分野に強いスタートアップだ。
トヨタは、PFNに10億円を出資し、モビリティ分野におけるAIの共同研究・開発を決定。ファナックもPFNと共同で、AI技術をロボットや工作技術に活用していく計画だ。
ほかに、PFNはパナソニックとも事業提携を結んでおり、さらには、山中伸弥教授率いる京都大学iPS細胞研究所とも共同研究を行っている。まさしく、オールスターキャストと言えよう。
では、なぜ各界のトッププレーヤーがPFNに群がるのか?