【アートディレクター・ウジトモコ】デザインは誰のものなのか
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今日から3日に渡って「ビジネスとデザインとの関わり」「デザインの重要性」「ブランドデザインのリニューアルや持続継続」について新刊の紹介も含めた連載がはじまりました。
ぜひ、多くの皆さまに「pick」していただき、率直なご意見をコメントしていただければ幸いです。僕もUSでデザイン・ファームでインターンする中、ユーザ中心のデザインクライアントの問題解決のコンサルをしていたが、デザインとは、ヒトと外界との接点を最適化することだと思っている。
00年代からデザイン・シンキングが普及し、デザインが、単なるプロダクトとユーザと接点の最適化から、企業とユーザとの接点の最適化という経営レイヤーまで昇華された。
プロダクトもちろん、ブランド、店舗体験、マーケティングなどユーザとのあらゆる接点を通じ訴求される提供価値をユーザニーズに合わせ込み、それら全てで一貫性をもたせるのが、デザインの機能となった。
アップルがiPod、iTunes、MusicStore、リアルなApple Store、CMなどのプロモーション全体を通じて提供している、音楽を外で聴くことのクールライフスタイルが、まさにデザインの成果だ。という意味では、類似の音楽プレーヤーが単なる音楽を外出先で聴けるという提供価値なのとは、本質的に全く異なる。
日本でもデザインをもっと経営手法として活用すれば、クリエイティブを企業の競争優位につながっていく。「デザイン」とは見た目や形の意匠ではなく概念や思考の組み立ての事。そのアウトプット。というデザインの意味について注目される事が増えてきました。
「ちゃんとデザインのことを勉強したこと」がありますか?とあります。
学問としてのデザインの勉強には記号論・記号学や抽象化のプロセスを学ぶジャンルがあります。
記号論はとても気づきの多い面白い学問です。この先もっと注目される様になるかも知れません。