おいしい珈琲のつくり方
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注目のコメント
元バリスタ、元パティシエです。
記事の内容とても理解できます。なので半分は共感します。ですが、それなら焙煎から抽出まで全てプログラミングで片付く話。バリスタの仕事はなくなります。
お菓子業界にこんな格言があります。
「仕入れは金持ちに」
「計量は貧乏人に」
「焼きは天才に」
経験としてこれホントです。
レシピは全く同じ内容でも同じ味にはなりません。だから楽しい。まあいずれは感性すらAIにとって変わられるのでしょうが、とりあえず今はそれ(数値化できない世界)を楽しみたい。今、1番 "Liked" されている井上剛さんや荘司雅彦さんのコメントも興味深いのですが、あまり "Liked" されていないけど興味深いものをピックするなら、僕はこの2つ。
1つ目:大野憲治さんの「究極の味は、苦味にあり。モカの酸味を活かすのも、苦味です。苦味はネガティヴなものでなくて基本の五味を構成しているモノの一つです。ヨーロッパのセレブがモカを好むのは、深煎りのコーヒーに酸味が欠かせないからです。エスプレッソに甘味が欠かせないのは、酸味苦味甘味の味のトライアングルか出来るからです。本当のエスプレッソには、砂糖が必要です」
=>酸味を活かすのが「苦味」とは、考えたこともありませんでした。
2つ目:光庵悠人さんの「ちょっと無理やりな論理展開な気もしますが…コーヒーはレシピで日々の記録では無いと思います。料理でもそうですが、キチンとレシピがあってその工程を守ることで味が守られる。製造品も製造工程があり、それを守られることで製品品質が保証されてるようにコーヒーショップのコーヒーも製品である限り、工程を踏んで提供するのが当たり前だと思いますよ」
=>それぞれ工程があって、それらの品質が守られる。「ウェルネス」も睡眠、運動、食事などの工程があって、その品質は守られる、と別の軸から理解できました。昔から缶コーヒーも、粉のインスタント珈琲なんかも全く美味しいとも感じなかったので、1年前までは珈琲なんて全く飲みませんでした。
けれども、いまは毎朝、仕事の合間に、休日に、気がつくと作って飲んでいます。
珈琲は美味しくないものと思っていましたが、
そうではなく、
美味しいか美味しくないかは、「珈琲」ではなく、「どんな珈琲」かによることが分かったわけです。
ひとくくりにしてしまうと、見えなくなってしまいます。
美味しい珈琲屋さんで飲んだ珈琲は苦いどころか、甘くフルーティーな感じがしました。
「珈琲」=「苦い」ではなく、
「缶コーヒー、インスタント珈琲」=「苦い」に変わったわけです。
そして、自分で淹れるようになり、どんな豆で、どんな風に淹れると、こんな味というようにモニタリングしていくと、自分がどんな珈琲が美味しいと思うかも分かるようになりました。
パートナーが珈琲が好きだったことで飲むきっかけができたわけですが、
「珈琲」=「素敵」みたない関連付けができたことも大きいです。
この記事にあるのはモニタリングに関してですが、
苦手なもの、嫌いなものを得意にしたり、好きにするには、細かくモニタリングすることと、関連付けがオススメです。