【南×佐々木】「非効率」がまかり通る分野に勝機あり
2016/06/02, NewsPicks編集部
イノベーターズ・トークPart4
【南×佐々木】「非効率」がまかり通る分野に勝機あり
2016/6/2
第1回:重要なのは「何をするか」より「誰を雇うか」
第2回:過去の価値観を徹底的に疑え
第3回:正攻法で生きても負けるだけだ
上場はできる会社がすればいい
南:僕たちのようなベンチャーは「日本版ユニコーン」と言われているようですが、上場についてどう考えていますか。
佐々木:いつかはすると思いますが、焦ってはいません。資金調達は上場しなくてもできますし、まずはビジネスの土台をしっかりつくることに専念したい。
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コメント
注目のコメント
ビズリーチのダイナミックな経営判断は非常に勉強になります。
事業の多角化に成功できるかどうかを別の切り口から論じると、既存事業を「普通の人が普通に頑張って、非凡な業績を上げられる事業」として最初から設計できているかが大きいと思います。
多くのミドルステージの経営者が「何故、ウチのマネジャーは自分のようにうまく事業をマネジメントできないのか?」「既存事業が任せられないから新規事業ができない」と言いますが、経営者くらいの力があるマネジャーなんかそうそういないですし、それくらい力があれば自分で会社をやっています(笑)
マネジャーの問題ではなく、「非凡な人が激務をして、やっと非凡な業績が上がる」というそもそもの既存事業の設計の問題であることが多い。世の中に0→1や1→10ができるマネジャーはそんなにいませんから。完全に自戒の念も含めて、そう感じます。
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南:『そうですね。今回の資金調達に向けて、準備として2年前から社内で大きな組織改編を行ってきました。ベンチャー企業には常に、「創業者はいつまでマネジメントをすべきか」という問題が横たわります。
今は650人の会社ですが、いわゆる創業期のメンバーは50人。この50人はゼロから会社を成長させてきたのですから、彼らは立ち上げが得意な人たちということができる。』
『だから創業メンバーの一部や取締役3人を新規事業に移管し、既存事業のマネジメントは30代前半などの若手に任せることにしました。そして既存事業を任せた若手には月に一度きっちり報告をしてもらい、後は口出ししません。
こうして会社を2つに分けることで、僕も「自分がやらなければ」という義務感から解放され、新規事業に専念できて楽になりました。自分自身の成長にもなりましたし、この組織改編をやってよかったなと思います。』ビズリーチの「創業メンバーの一部や取締役3人を新規事業に移管し、既存事業のマネジメントは30代前半などの若手に任せることにした」という意思決定はとても理に適っていて、もしかしたらスタートアップの組織論として、一つのモデルケースになるかもしれないと思いました。
金融サービスが非効率
→ 同感。私も問題意識は同じ。事業を通じて既得権層に切り込み、利益を個人側に取り戻そうとしています。世の中を批判するのでなく、行動でよい方に変えていきたい。
■フィンテックで社会的課題を解決/ヘッジファンドダイレクト
http://blog.stakaoka.com/archives/52330433.html
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