【南×佐々木】過去の価値観を徹底的に疑え
2016/05/31, NewsPicks編集部
イノベーターズ・トークPart2
【南×佐々木】過去の価値観を徹底的に疑え
2016/5/31
第1回:重要なのは「何をするか」より「誰を雇うか」
マネージャーではなくジャーマネ
佐々木:南さんの基盤になったという、楽天イーグルス時代、三木谷浩史さんや、島田亨さんに教わった組織の考え方はどういうものですか。
南:僕がビズリーチを創業して間もない頃、三木谷さんに「お前は、どのくらいの規模の会社を作りたいのか」と聞かれたんです。そこで僕は「楽天みたいな大きな会社を作りたいです」と答えると、「数千人規模の会社になると、組織はピラミッドになる。そのピラミッドのトップに立つ人間を雇い続けることがお前の仕事だ」とアドバイスをくれました。
newspicks.com
プレミアム会員限定の記事です
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。
オリジナル記事 7,500本以上が読み放題
オリジナル動画 350本以上が見放題
The Wall Street Journal 日本版が読み放題
JobPicks すべての職業経験談が読み放題
コメント
注目のコメント
拡大期の組織に生じる問題は、多くの場合コミュニケーションに原因があります。
人数が5人→10人→100人と増える過程において、コミュニケーションラインは5人の場合は10本、10人の場合は45本、100人の場合は4950本となります。つまり、人数が2倍、10倍に対して、コミュニケーションラインは4.5倍、110倍と加速度的に増えていきます。しかし多くの経営者は人数の増加分程度の複雑性しか想像しておらず、準備不足により社内に大きな混乱をきたします。
それを解消するために、組織を階層化し、経営と現場の間に「コミュニケーションの結節点」となるマネジャーを配置し、コミュニケーションラインを縮減していく必要があります。しかし、配置されたマネジャーもイマイチその役割を理解しておらず機能不全に陥る。この辺りが30人の壁や100人の壁の正体です。「雇いやすい人ではなく、上司を雇うつもりで自分より優秀な人間を採り続ける」というのは至難の業。組織を瓦解させずにこれができる可能性はほとんどないような気が、、、落ち着けどころは部分的に突出している人を採用し続けることにあるかと思います。もちろんこれも簡単ではないですが。
巨額の資金調達によってステークホルダーが増えるのは率直に怖いです。今までは出資する立場だったので、出資する企業の意思決定プロセスが分かるだけに、余計怖くなったかもしれません。。
この記事の著者 / 編集者
この記事に関連するユーザー
この連載について
- 615Picks