ASEANの金融セーフティーネット、チェンマイ・イニシアティブ
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第7回はチェンマイイニシアティブとその核を担うAMROについて解説しました。鈴木優一さんがご指摘のように、一部報道が「アジア版IMF」という見出しを付けたことは不適切でした。そうでないことは設立に関わったASEAN+3の国々自身がよく分かっていることで、国力に大きな開きがあるこの地域で、できることはなにか、という視点で作られました。他の新興国が集まる地域の今後を考える参考になる事例だと思います。
明日の第8回は、より長期的な視点に立って直接投資や国際機関によるランキングを活用して分析します。
追記:Syuhei Hattoriさんご指摘をありがとうございました。図表を修正し巻いた。AMROは国際機関化されたことを報道されて多少は日本国内でも認知度が高まったようには思います。本当に多少ですが。ただ、報道のされ方が実際にはAMRO自体に金融危機時の資金支援の機能がないにもかかわらず、「アジア版IMF」という大仰なタイトルがつけられてしまったことで、存在そのものが疑問視されてしまった感もあります。ただ、アジアで漸進的に国際機関を育てていくという観点からはAMROの国際機関化は意義深いものだと思います。
「アジア版IMFが開所式=「AMRO」国際機関に昇格」
https://newspicks.com/news/1404992?ref=user_329856