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もちろん、アイデアも他社の後追いでないものを期待はしたい。
AlloとDuoについてはメッセージングにおけるプラットフォームを狙ったものだろう。これが武が悪いのは事実。Alloに組み込まれたGoogle Assistant機能は、MicrosoftがBot Franeworkとして組み込んだように、Slackのような既存メッセージングプラットフォームに提供することも可能だったろう。今回のプラットフォーム戦略が失敗したら、そちらに方針変更することはあるかもしれない。
個人的に思うのは、昔は検索がネットの全てであったといっても過言ではなく、そのレイヤーを抑えていたGoogleは本当に強く、「世界中の情報を整理する」というミッションを行える場にいた。ところがネットが提供できることが増える中で、パーソナルな情報はFacebookに、個人間のコミュニケーションは前はGmailで押さえられてたのが各種メッセージアプリ(特にFacebook系)に、そして購買活動はAmazonに取られた。Googleが抑えている情報の絶対量はものすごく増えても、それ以上に情報領域の拡大が早く、シェアが低下していると思う。
そこを再度取るために色々な取り組みをしているという印象ではある。ただ、MSがNetscapeに対してIEをだしMSNでYahooに対抗もしたが、そこから出てきたのがGoogleだったように、変わる世界のなかで情報を抑えるのは簡単ではない。Androidが成功したことはせめてもの幸いだし、そこはスマホの一番の基盤レイヤーなので取れる情報も多いだろう。
『われわれはこの1週間、米国時間5月18日に開幕したGoogle I/Oで披露されたさまざまな製品を初めて目にしてきたが、その多くが既存製品を新たに解釈し直したものであることに気づかずにいられなかった。』
ピチャイ氏のKeynote講演で最初にスタートしたのが、Google assistant。そして最後に紹介されたのが機械学習を初めとするAIへの取り組みでした。
その間の商品群、Google HomeもAlloも基礎となっているのはGoogle Assistant。そしてこのGoogle AssistantはGoogleらしいAIの出来栄えになっています。
私は今までのAIよりも身近でイメージが湧きやすいAIだったので、すごく期待しています。
同時にFirebaseをリニューアルした事もGoogleの恐ろしさを感じる所です。
「ユーザーはAmazonにアクセスするとき、既に財布を取り出している」
だからと言って、Googleのハードは売れない、とは思わない。いい製品を作れば、かならず世界に何億人といるGoogleファンが買ってくれるはずです。
プロモーションビデオの最後の部分でIoT家電との結びつけで家を出るときにGoogle Homeが自動で電気や家電のスイッチを切ってくれる演出があったけど、あそこまでのライフスタイルを提案できるのは実現可能性を含めると現状Googleの他はまだ厳しいと感じたのだが。
androidに限らず、どのOSの端末でもサービスを提供するために、敢えて幅を広げなかったという気がします。
今年の発表は、Googleの持ってる技術やサービスをフルに連動させて、横断的に利用するものが多かったという印象。
対応機器を限定させて、他は切り捨てるというのも、過去あまり無かった。
Googleが何にでも対応させる八方美人的な戦略から、対象を限定して特化させる方向に転換していると思いました。