【HIS澤田】世界を観光することが、戦争を防ぐ
2016/05/18, NewsPicks編集部
混迷の時代を超えて、「アジアの時代」が到来する
【HIS澤田】世界を観光することが、戦争を防ぐ
2016/5/18
「知恵の宝庫」といわれる歴史から、ビジネスパーソンは何を学んでいけばよいのか? 歴史作家として知られ、NewsPicksプロピッカーでもある伊東潤氏が、エイチ・アイ・エス会長の澤田秀雄氏を訪ねた。
創業当時は読書ざんまいだった
澤田:私は昔の昔から、暇さえあれば本ばかり読んでいました。歴史書も然りです。
伊東:そうですか。海外に行かれるときには日本の小説など持っていかれたのですか?
澤田:少しは持って行きましたね。ですが、結局帰ってから読むことが多かったです。会社を設立した当初、最初の1、2年は暇でしたから。事務所にいてもあまりにやることがないものだから、本を読んでいました。
伊東:そうでしたか。海外に行かれると言葉なんかもすぐに覚えてしまうのですか?
澤田:いいえ、なかなか覚えられませんよ。片言はしゃべりますけど。
ですが人間は、その気になれば表現は伝えられるのですね。たとえばアフリカへ行ったら、もう英語は使えませんからね。かえって、フランス語のほうが使えたりして。それでも、見よう見まねで旅はできるものです。
伊東:やはり若い頃に自分をそういう不慣れな環境に置くのは、大きい経験ですよね。
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コメント
注目のコメント
今回は歴史というより、現在の国際情勢についてのお考えをお聞きしました。
そうした中での旅行業の役割、すなわち「隣の国は怖いと思っていたけど、行ってみたら良い場所だった、と思える環境を用意すること」という言葉に感銘を受けました。
確かに、昨今の日本ブームで中国から日本に来られた方々の大半は、日本に好印象を持ったまま帰っていくようです。
こうした地道な努力の先に、平和が築かれていくのだと実感しました。
若い人は、どんどん旅行しましょう。
きっと今までとは違う視野が開けていくことでしょう。え~澤田さん、貴社が拠点をもってらっしゃる3カ国のうち、ケニア、南アとも英語圏で、だいたい英語が通じますよ。もうひとつはエジプトですが、アラビア語。
たしかにフランス語の方が使える国もたくさんありますが、どこに行かれたんですかね・・・?
澤田さんは、アフリカ協会の理事長でもいらっしゃるので、いまのアフリカにいらっしゃる機会があればなあと思います。今年の夏はいらっしゃるのかな?
「たとえばアフリカへ行ったら、もう英語は使えませんからね。かえって、フランス語のほうが使えたりして。」歴史とリーダーシップ第3回では、澤田会長自身のビジネスに引きつけながら、現在の世界情勢について議論されます。
また、伊東潤氏の近刊『敗者列伝』をもとに、敗者たちの歴史を紐解きます。ビジネスに示唆を与える、敗者の歴史、ぜひご一読ください。
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