プロピッカー・津山恵子がNYでアメリカ社会を描き続ける理由
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注目のコメント
みなさんのコメント、本当にありがたく読みました。
まず、全国紙USA Todayの発行部数が200万部ぐらい。日本は、人口が米国の3分の1なのに、全国紙は、それをはるかに上回る、読売900万部、朝日700万部です。
新聞が本当に影響力があるかどうかは別問題ですが、事実として、新聞を読まない米国人が、高齢者は夕方のニュースだけ見て、若者は、スマホだけでニュースを仕入れている。だから、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストが、どんなに躍起になってトランプ氏の揚げ足取りをしても、庶民には全く伝播しないのです。
そういう意味で、米国は情報が過多なのに、偏って流通しているかと思います。
そんなこともご紹介していきたいです。下記2点、個人的にはとても同意する。最近自分は記事を書いていないが、良くも悪くもウェブは紙面と違って文字数制限も厳密でなければ(色々な媒体によって違うだろうが)、表現の自由度が高い。SPEEDA総研では意識的に図を多く入れていたが、それは、難解になりがちな財務などに関する記載を、文字の羅列では頭に入らないが、図を複数用いてイメージでステップごとに説明すると「目から入ってきて」分かりやすいと思ったから。
また、NY出身のアメリカ人の同僚と話したり、これまで多くのアメリカ人と同僚・友人として接してきたが、多くの人が「アメリカは一国での多様性はあるが、国外の多様性に目を向けない」と言った趣旨のことをよく聞く。
これらの観点からの、今後の記事に期待!
『ニューヨークにいると、日本のメディアはもっと読者サービスをしなければいけないと感じます。日本のメディアもデジタル化を進めてはいますが、もっと力を入れるべきです。私はニューヨーク・タイムズを紙でも購読していますが、読むのはほとんどデジタル。それは、紙に比べて圧倒的に情報量が多いからです。(中略)紙面ではいちいち地図をつけることはできないことを考えると、こうした積極的な読者への配慮は、日本メディアにも必要だと思います。』
『私としては、日本の読者が日本では当たり前だと思っている記事に対して、「海外から見るとこういう考え方もあるよ」と言う視点を提供できたらいいなと思います。
それは、「アメリカがこうだから、日本も同じようにすればいい」とアメリカ流を押し付けるという意味ではありません。アメリカに住んでいると、アメリカは「偉大な田舎だな」と感じることもありますから。』全米を飛び回り、「現場の声を丹念に拾った記事」を多く書かれてきた津山さん。お目に掛かったことはありませんが、この記事を拝読しているだけでも、エネルギッシュな方という印象です。今後の記事にも注目しています!