デジタル時代のニュースメディアを悩ます「コメント欄問題」
コメント
注目のコメント
米国のニュースメディアでは2年ほど前から、コメント欄を廃止する”ブーム”が起きています。その背景には何があるのかを調べてみました。
私自身は、みなさまからいただくコメントで気づけたこと、追加取材ができたこともありますし、何よりも、とてもとても励みになってます!
いつもありがとうございます。
ちなみに、記事でも紹介しました、「ガーディアン」の”問題のあるコメント”に関する特集ページがとても良く出来ていますのでおすすめです。
https://www.theguardian.com/technology/2016/apr/12/the-dark-side-of-guardian-comments
【追記】
野村修平さん:
私も同じ感想を抱いております。NewsPicksのコメント欄、コミュニティは財産だとあらためて感じました。
【追記2】
hmkcm 582さん:
良記事のシェア、ありがとうございます。ガーディアンの記事のデータ解析のウラ側がよく分かりますね。みなさまに読んでいただきたいので、ここでもURLをシェアさせていただきます↓
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/05/post-5065.phpずっと興味を持っているトピック。まず2014年11月にReutersが自社の大部分の記事のコメント欄を停止し、FBなどの既存SNSにその機能を代替した(①)。日経は最近ソーシャルパネルをFacebookではじめ、エコノミストの方中心にマイナス金利などで議論が盛り上がっている(②)。そして記事でも触れられているGuardianの自社コメント欄に関する調査は③。
ひたすらに思うのは「場の情勢が重要」ということ。批判的・差別的な言葉は一部の人が好んでも、大部分の人には嫌われる。そして選択肢がある場合にあえて嫌いな場所に行かないので、離れるのはサイレントマジョリティでありがち。
場の情勢に何が重要なのか?お互いへの敬意や、そこに反した人からコミュニティ全体を守ることだと思う。これは運営側の人的な働きかけ(ファシリテータ)、ガイドラインの整備が挙げられるだろう。コメントの基になる記事や、その記事の筆者がコミュニティから敬意をもって接せられるように普段からコメントすることも、当たり前だが重要だろう。また③のGuardianの調査は示唆的で、「荒れ」に傾向があるならば、それを前提として防備は必要だろう。完全に自由な世界が一番ローコストだが、そこが全体に好まれない使い方をする人もいる事実は、守るためのコストが必要という示唆に個人的にはなる。
併せてコミュニティ間の信頼による自警団的な側面(①のReutersでも書かれている)。その自警団的な側面については、場に価値がないと思われれば、去るだけだろう。個人的には、昨今多くの方のコメントを目にするなかで、コトに基づいて冷静に議論しようと参考になる他の記事をPick頂ける方、あえてスルーされる方、冷静に諫める方や自分の考え方を伝えられる方、個人的に感謝の思いで一杯である。改めて、有難う御座います。
多くの人のコメントで付加的な情報や見方が、記事を軸にして集まるからこそ、自分は、コメント欄こそがPicksにおける一番の財産と思っている。
①https://newspicks.com/news/691791?ref=user_100438
②https://newspicks.com/news/1535680?ref=user_100438
③https://newspicks.com/news/1496498?ref=user_100438NP編集部記事でこの話題を今のタイミングで挙げることが非常に興味深い。
NPもコメント欄が無くなるのでは…とここ一ヶ月、懸念していたが、やはり雰囲気の良いコメント欄の維持にはヒューマンリソースが必要でコストがかかる、というのはどこでも一緒なのだな、という良い気付きが得られたと思う。
あと、NPでは課金記事は殆どコメント欄が荒れておらず、荒れてる記事は大抵、note辺りの短文pickやら扇情的なタイトルの煽り記事が殆どだったということも大方の人は気付いてると思う。この辺りからもコメント欄から匿名を締め出した理由が推察できる。次は記事ミュート、もしくは1st. pick規制かなあ…