(Bloomberg) -- ソフトバンク・グループは、フィンランドを拠点とするスマートフォン向けゲーム子会社スーパーセルについて、保有株式の売却を検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、同社株取得をめぐり打診があったという。

話し合いが内密であることを理由に匿名で語った関係者によれば、スーパーセルは中国に拠点を置く複数の買い手候補と協議を行った。プロセスは初期段階で、ソフトバンクは保有株式を売却しないことを選択する可能性もあるとされる。

関係者の1人は、ソフトバンクが保有株式を売却する場合、スーパーセルの価値が全体で50億ドル(約5400億円)余りと評価される可能性があると話した。

ソフトバンクの広報担当者はコメントを控えた。スーパーセルの代表に通常の営業時間外にコメントを求めたが、返答は得られていない。

発表資料によると、ソフトバンクは2013年にスーパーセルの過半数株式を約15億ドルで取得した後、昨年5月に株式を追加取得したことで現在の持ち分は約73%となっている。スーパーセルの残りの株式は同社経営陣と従業員が保有している。

原題:SoftBank Said to Weigh Sale of Finnish Game Developer Supercell(抜粋)

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