新社長との軋轢、理不尽な罵倒、組織の官僚化…「もう辞めます」

2016/5/12
担当案件を削られていく
会社というのはどのようなサイズ、どのようなレベルの組織であっても、トップに立つ経営者のやり方がすべての幹部に多大な影響を与えるものなのだと、僕は如実に感じるようになっていました。
新社長はもともと人事労務畑の人であり、良く言えば人間関係の調整に熱心なタイプであり、悪く言えば相手によって言い分を玉虫色に変化させる器用な一面を持っていました。
こうしたい、というような信念はあまり感じず、むしろ人心掌握を第一に考える20世紀型の経営者という印象でした。
こうしたトップの下で幹部たちは何よりもまず、社長へのネゴシエーションを最優先するようになります。
前社長は技術畑であったためか、挑戦的なことに対して「どんどんやれ」というスタンスの人でした。
しかし新社長は対照的で、会議の席ではもうすでにすべての話が決まっているような状況を好む節がありました。
すなわち、僕のようなタイプとの相性はあまり良くない。