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注目のコメント
編集担当の野村です。今回でヘルステック特集は完結です。ご愛読ありがとうございました。
産業医の大室先生の寄稿にもあったように「成長が約束されているものの、変化は遅い」ヘルスケア業界。ともすればじれったいように感じる議論も、人命というクリティカルなものを相手にしている以上、避けられないように思えます。
「規制産業×テクノロジー」という軸で取材を進めて、3つめの特集となりましたが、うまくいっている企業に共通しているのは「既存勢力側の論理を尊重し、『われわれは仲間だ』というスタンスで既存勢力に接すること」。最終的には破壊的なイノベーションを志向しているのかもしれませんが、業界秩序を守る姿勢を示さなければ土俵に上がる前に排除されてしまいます。ある意味、ベンチャー的な「何でもやっちゃえ」というノリは、規制産業に関しては不向きなのかもしれません。
今後も同分野の取材を続けていければと思います。末筆ながら、取材にご協力いただいた企業関係者、医療関係者の皆様、ご寄稿いただいた大室先生に深く感謝いたします。
そして明日から始まる、別の特集に合流したいと思います(笑)電子カルテのメリットが、業務効率化や情報共有化であることは目新しいことではないと思いますし、実際、地域のクリニックとの電子カルテ連携は既に始まっています。
本記事で大変興味深かったのは、経営分析について触れているところです。
病院生き残り競争が激化している現在、これまでのようなスーパードクター一人に頼った集患(と言います)では立ちいかず、かと言って次の「キラープロダクト」を見いだせていない点はとても鋭い視点だと感じました。
当院の診療情報分析室では、紹介元クリニックを紹介数で順序つけしそれをマッピングして、その経時変化を追っています。各診療科のプロモーション活動がより効率的に行えるようにカルテ情報を分析しています。一例ですが、電子カルテに付加する機能として経営分析は求められるものかなと思います。15年前位に初めて大石さんにお会いしてお話した際には電子カルテってもっと急速に普及すると思っていました。この時間感覚が医療だなぁと思います。
大手の電子カルテはやたら高い見積もりを持ってくるし。
電子カルテって医者がよく使う絵が描きにくい。
そういう意味で、オラクルとコンサルにいた経歴があり、聖路加の経営企画にいらっしゃった鐘江さんはITも医療も「両方分かる人」で、安価な電子カルテを出したことは期待しています。