INDEX
2016/5/9
ここまで、治療・予防・検査のヘルステック3領域について、最新の論点とプレーヤーの戦略を見てきた。
医療・ヘルスケアのビジネスは、いずれも立ち上がりに時間がかかる。一度参入しても収益化は容易ではなく、長い間赤字を覚悟しなければならない。
遺伝子検査ビジネスを行うヤフーやDeNAも、遺伝子検査での収益化は程遠い。IT業界の巨人として「本業」で稼いでいるからこそ、こうした先端分野への投資が可能なのだ。
そんな中、医療・ヘルスケア分野の優等生として、手堅く成果を伸ばしているのが、人材紹介ビジネスだ。
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コメント
注目のコメント
うちも非常勤医に来てもらっているが、紹介会社は使わない。自分の勤務医時代のコネクション。紹介会社を通すと2割程度のかなり高いマージンをとられるし、どんな医師が来るかわからない。診療報酬が増えない中、できるだけ外に逃げるお金は減らしたい。
紹介会社から来る医師は質の担保ができない。以前勤務していたクリニックにも紹介会社経由でいろんな医師がいたが、本当に医師かと疑う知識レベルの医師もいた。
医局が機能していた時代は、いろいろしがらみはあるが医師のレベルについてはある程度保証されていたように思う。私の肌感覚でしかありませんが。
私の知る限りにおいて、優秀だなと思う医師は紹介会社は基本的に利用しません。以前の上司から誘われたりして病院を移っているケースが多いです。医者だけではなく、その周辺人材のニーズが多そうです。
遠隔治療であれば、医者からの問診はネットで受け、その後の手続きやケアだけ病院で行うことも可能になりそう。医者不在の病院が出てきても良いのだろうと思います。
医療関連の有資格者だけではなく、プログラマーやマーケッターなどのテック領域人材を医療施設に派遣できるようなモデルができたら面白そうです。
医療機関で求められる人材のスキルセットが変わってきている中で、適切な人をマッチングできる人材ビジネスのニーズは確実に増えてくる。
今後もこのマーケットには注目ですね!
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