この連載について
「フィンテック」「ヘルステック」「エドテック」など、今、テクノロジーの力を使って規制産業を変え、新たなビジネスチャンスを生み出す動きが活発化している。各業界の規制が既得権をもたらし、それゆえ国際競争に遅れをとっているとも言われるなか、果たしてテクノロジーは業界の未来を変えるのか。新興プレーヤーやそれを迎え撃つエスタブリッシュ企業、規制に精通する学識者への取材を通じて、規制産業の行く先を考える。
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ただまあもうそういう『芸風』なんで、現時点では『適度に付き合う』のがいいのかなと思います。
怖い大物タレントが最初楽屋に挨拶にいっとくと、意外と平気みたいな感じで、アポをとって説明に伺うと『結構いい人』だったりするのも医師会です。
老害抵抗勢力(=医師会)として、無視してどんどんいくか、一応表明上は医師会を立てた風に進めるか。当時のライブドアと楽天の振る舞いをみると、前者がカッコ良く見えても、まあとりあえず後者かなぁとか思ったりしまいます。
「営利目的」が問題だというのであれば、高額納税者に名を連ねる開業医の皆さんはどうなのでしょう?
時々、「医は仁術じゃないのか!」と叫んでいる人たちに対して、私は医療もビジネスであり「仁術」をやっていたのでは食べていけないのだと心の中で反論しています。
もちろん、国民皆保険の維持のために献身的な努力をしている尊敬すべき勤務医の先生方は多いのですが、金持ちの多い開業医の代表である医師会が「営利」を責めるのは「物言えば唇寒し」のような気がします。
見ず知らずの人を、自分の患者にすればいいのでは?
「医療で利益を上げようとしてはならない」らしいが、「自分の患者」が「単価の高い患者」と聞こえてしまう。
いつも大変興味深いのは、発言されてる方々はどういう心境なのかな、ということ。「いやー、さすがにこれが世間とずれてるのは分かってるけど、こう言わないと仕方ないしなあ」という感じなのか、繰り返し言ってるうちに本心になってきて本当に「民間」は危険極まりない存在で、そこは医者が独占するのが社会的正義だと信じて言ってるのか。どっちでしょうね
両陣営がドグマ的に「医業にあたるのだ~」「医業に当たらないのだ~」とやっても先は見えない。
その辺の整理がちゃんと出来ないと、こと日本社会ではスケールすべきものもしなくなってしまうと思います。
<追記>
あと、情報管理の問題については別個議論が必要です。仮に現状を放置すると例えば、「ある日突然理由もわからず生命保険の加入を断られるようになり住宅ローンが引けなくなった。実は若い時に受けた遺伝子検査データ(糖尿病に罹患する可能性が極めて高いことを示していた)が流通していたことが原因であった」みたいなことが起き得るので丁寧な議論が必要だと思いますね。