【若林秀樹】次世代iPhoneにも搭載、OLEDディスプレイ最前線
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有機ELパネルのディスプレイでの優位性は確かだが、作るのが難しい。その難しさを死屍累々の歩留りを経て克服した三星とLG。一時期のソニーの平面ブラウン管に通ずるデバイスによる差別化状態が生み出されつつある。これは世界中のセットメーカーにとって短期的には脅威と言える。
三星はスマホ向け小型で99%、LGはTV向け大型で99%のシェアを誇る。
この状態にJDI、Sharp、AUO、Innolux、BOE、天馬あたりが風穴を開けるのか?それとも2020年までこの差は開いたままなのか?今後の展開を注視したい。
参考URL
レーザー技術を駆使、曲がる有機ELの最新製造技術
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/041701643/
有機ELの鍵握る封止の新技術や、4K対応のマスク
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/041701646/
有機ELの歩留まり、性能、信頼性に影響を与える薬液
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/042001713/
最新フィルム技術、ミストCVDによる高性能化と反射防止
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/042001732/
液晶か有機ELか? インセルタッチパネルの本命は?
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/042601846/