[東京 28日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>傘下の三井住友銀行は、40%を出資する資産運用会社、三井住友アセットマネジメントを連結子会社化する方向で最終調整に入った。

三井生命保険が保有する株式5%すべてと、住友生命保険と三井住友海上火災保険がそれぞれ保有する27.5%の一部を取得し、出資比率を60%に引き上げる。関係筋が28日、明らかにした。

今後、資産運用ビジネスが中長期的に伸びると見込み、収益をグループ内に取り込む。三井住友AMの2015年3月期当期利益は19億円。三井住友は傘下のSMBC日興証券とSMBCフレンド証券を統合する方針も固めており、資産運用ビジネスと証券ビジネスを今後の成長領域としてテコ入れを図る。

三井生命が日本生命保険の傘下に入ることになり、三井生命も保有株式の売却に同意したとみられる。

(布施太郎 編集:田巻一彦)