シェアリング生活振り返り、日本への示唆を考える
2016/04/27, NewsPicks編集部
シェアリング生活1ヶ月体験記第8回
シェアリング生活振り返り、日本への示唆を考える
2016/4/27
1ヶ月のシェアリング生活を振り返る
シェアリングエコノミーを積極的に活用して生活する1ヶ月が過ぎた。3月の特集「シェアリングエコノミー 日本勢vs黒船」は人気連載となり、ピッカーから賛否両論や様々な提案が寄せられたことは、日本国内での関心の高さを示した。
ここシンガポールや東南アジア各地では、シェアリングサービスが日常化しているが、日本にそのまま導入すべきだとも思わない。
GoGoVanなどは、日本の宅配便のレベルの高さを考えると、ビジネスとして成功する可能性は極めて低いだろう。
カルーセルも、日本ではフリマアプリといえばすでにメルカリが浸透しているし、ヤフーオークションも根強い。やはり、日本での焦点はライドシェアと民泊だろう。
そもそも、シェアリングエコノミーが威力を発揮するにはどのような条件が必要だろうか。以降で考えてみることにしよう。
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コメント
注目のコメント
シェアリングエコノミー体験の最後は、自分なりの考えをまとめてみました。予告編+本編8回にお付き合いを頂きありがとうございました。日進月歩のシェアリングエコノミー、引き続きフォローしていきます。また、最近はEコーマスサイトで生活雑貨を買い始めました。経営者もユニークな人がいます。こちらも、報告する機会があればと考えています。
最後の下りに、大事なご意見が詰め込まれていますね。
シェアリング体験せずに拒否反応を示したり、一方でシェアリングを極端に礼賛したり…。「空中戦」での議論は、既存サービスやシェアリングサービスの質を向上させる力にはなりませんので、先ずは、シェアリングを使ってみて議論してみることが大事ですね。シェアリングエコノミーが威力を発揮する条件として「社会インフラの欠如・不足」が上げられているのが興味深い。社会全体のサービスレベルが高いと、そもそもサービスレベルが低いかもしれないリスクを取る必要性もなくなっていく。逆に欠如・不足しているところでは、個人がプラットフォーム上で良いサービスを提供して高評価されること自体が差別化となり、個人のメリットを生む。
インフラの不足やレガシー資産がないゆえに、先進国ではなく新興国主導で、シェアリングエコノミーに限らずモバイルエコノミーが進化していくのではないかと、中国なども見ていて思う。