三菱自:相川社長が引責辞任へ 燃費データ不正
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プロパーの相川さんだけが辞めてどうする。
益子さん含めて、商事側の責任も当然。
仮に、商事側が「我々が本格介入するずっと前からの不正」という、
「投資家目線」で本件を扱おうとするなら、
商事が、自工に対する徹底した改造策を示すべき。
たとえ、自工を身売りするにしても、次世代自動車産業界へ「つなげる」ために、まずは自工の徹底改造ロードマップを描き、そのうえで売り先を考慮するべき。
自工を「まったく違う形の企業」に作り替えない限り、今回の事案の幕引きはできないと思う。
以上は、企業本体に関して。
消費者への社会的責任は「別の話」だ。このような報道を見ると、真面目な社員は悪くない、社員こそ犠牲者だという意見が出るんだけど、わたしはそうは思わない。
問題企業はだいたい根っこから腐ってることが多く、頭でなく手足や内臓と腐っていることが多い。要するに文化から腐ってる。
それは役員、部長さんだけでなく、派遣社員、関連会社、仕入先にまで及んでる。このような会社を立て直すには、社長や会長を外部から持ってきても同じ。
少なくとも数十名の心を同じにしたチームで真剣に数年かけてやらないとダメだと思う。
もちろん、最初は頭から腐ったのだろうけど、内臓まで腐ったら、頭だけ変えてもダメ。これは、もうだめかもしれませんね。
特に問題なのは、軽自動車の場合、価格と燃費は極めて重要な指標で、それでお客さまは購入しているという側面が強いということ。25年間もお客さまを騙し続けて、これまでに少なくとも二回はそれを抜本から見直す機会があったにもかかわらず、それが内部から見直すことができなかったということに対しての、企業のありかたはかなり痛烈な批判を受けるはず。
ベストケースは軽自動車事業の崩壊があるも、売上の大多数を占める海外市場や普通車以上のセグメントは軽微な被害で済むというところなのかと思いますが、それにしても、一人の消費者として、無いな、と感じます。
また、走行データは役員まで上がってこないという指摘がありますが、少なくとも執行責任をもつ役員は、それも含めて、企業文化や、ビジョンや行動指針、組織のプロセス、インセンティブ設計などあらゆるツールを駆使して、ひとりひとりの従業員がこうした行動を取らないように行動する責任があるはずです。あがってこないというは、当然すぎる話で、だからこそ、色々なツールを使って、企業経営者の方々は日々苦心されているはずであり、これは全く言い訳がましいように聞こえます。