【橘川武郎】今の自由化は「切ない競争」になっている
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注目のコメント
橘川先生は、福島事故前後で、エネルギーに関する論点がブレなかった本当に本当に数少ない論者の1人です。世論の方が両極に振れまくったので、「脱原発」の論客で扱われたり、「原発維持」の立場で意見を求められることもあります(この辺りは後編で…)。
一見、突拍子もない持論を述べられていると感じるかもしれませんが、日本全国の原発、火力、LNG基地、送電網、FCの位置すべてを頭に入れられて語っておられるので、概念やビジョンだけの論より、現実味があるのです。
震災5年経って、振り返ると、東電再建の状況や、東電と中部の関係、色々含めて、橘川先生の予言通り(7掛け?)ぐらいで起きている気がします。
確かに切ないです。電力自由化特集もラスト2回です。本日分は無料公開です。エネルギー産業史研究の第一人者である、理科大の橘川先生にお話を聞きました。
メリット・デメリットが非常にまとまっています
記事にある卸売市場(JEPX)は、10年ほど前に設立され、少しづつ取引高が増えています ですが、記事にあるように数%です 北欧などは50-70%が卸市場経由というところもあります 橘川さんがおしゃるように新しい電力会社の競争力を保つためにも一定量が卸売市場で売買されることは必要ですね
また、韓国とのケーブル接続は、議論を呼びそうですが、1つの案ですね
北欧は、海底ケーブルで国々をつないでいますし、日本・韓国よりも距離がある場合もあるので、技術的には可能だと思います 北方領土を経由してのロシアからの供給というのもどうでしょうか?
デメリットで語られている送電・配電の弱体化ですが、将来的には、各電力会社がもっている送電・配電会社が統合されて10社から2-3社に統合され、効率化されていくのだと思います