「カイシャ」に寄りかかるな、自分自身の足で立て
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学歴自慢も含めて(笑)通底する冨山節全開の素晴らしい連載でしたね。これで初めて知ったディテールも多かったです。
色々ありますが、今回も含めて何度もCDI創業者の吉越さんを引き合いに出しているところに感銘を受けました。
前にも書きましたが、吉越さんから社長を交代してわずか3年で「家出」してしまった形になり、吉越さんから見ると最期までわだかまりがあったように見えます。加えてメディアの不勉強で「CDIを創った冨山」というような書かれ方をしたりしたこともさらに良くなかった。
そんな中でも、冨山さんの背骨/精神的支柱の一つには吉越さんがいてそれを今でも体現しているというのは、現CDIとしても一つの歴史が語られた連載でした(個人的には吉越さんと仕事をしたことはありませんが。。)
最後に、大変おこがましいですが自分のキャリアを考える上でも常に気になるのは実は冨山さん。自分は彼のような司法試験もMBAもないですが、自分の時代の方が若いベンチャーがも多く、職業経営者が一般的になりつつあったり、個人のネットワークが広がりやすいという「時代の利」はあるかな、とは思ったりはします。冨山さんがCDI社長になったのが40歳、産業再生機構COOになったのが43歳。現在37歳でそこに近づきつつあるものとして常に自分の生き方を自問したいものです。冨山さんの連載終了、最後は会社に寄りかからず自分の足で立って生きろ、というメッセージでした。特に昨今の若い方の方がよりそのマインドを持っているという論には実感として私も同意します。「保守的」「内向き」と言われますが、私のような海外のベンチャーのところをわざわざアポを取って訪ねてくるたくさんの学生の意識の高さ(悪い意味ではありません)に触れると、そのような傾向はまったく感じません。おそらく二極化しているというのが実態なのではないかと思います。「海外で戦うこと」「自分のスキルで勝負すること」を前提としている今の若い世代の優秀層と、これから新しい日本人像を作っていけると思うとワクワクしますね。就職活動真っ只中の皆さんもいると思いますが、「会社の知名度」などの他人目線の指標や「ワークライフバランス」などの短期的なメリットに囚われず、より自らを鍛えられる環境を目指してほしいなと思います。最初に苦労しておけば、その貯金はあとで必ず効いてきます。
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中高年のサラリーマンおやじが、よく「今どきの若い奴は」と言いますが、30年前、大学がお気楽レジャーランドだった時代、皆が漫然と大企業就職を目指していた自分たちの時代と比べ、今の学生さんたちの方が、よほど人生について真剣に考えています。私は彼ら、彼女らの未来に、大きな希望を感じています。会社に頼る人生を送るな、というのはもう何年も前から言われているような気がします。終身雇用はまもなく終わる、と。
銀行や証券でさえ潰れる世の中になったんだからもう世の中はどうなるかわからない。
ちょうど私の学生の時は山一證券が潰れりそなが国有化された時だったので、ものすごい説得力がありました。
大企業に盲信する人の割合はずいぶん減ったと思いますが、兵隊一流、将官三流がは大きく変わってない。