「カイシャ」に寄りかかるな、自分自身の足で立て

2016/4/19

唯一無二の実力をつけよう

グローバル・エリートとして通用するための要求レベルは、私たちが若かった頃に比べて、はるかに高くなりました。
アメリカや欧州で行われる、産官学の一流どころを集めた経済やビジネスに関する国際会議に出て行くと、出席者のほとんどが、学歴でいえば、ダブルマスターかPh.D(博士号)を持っています。
2015年もハーバード大やスタンフォード大で行われたカンファレンスにスピーカーとして参加し、討議にも加わりましたが、やはりそういう景色です。
よく「ジェネラリスト」という表現を気楽に使いますが、サラリーマンとして社内のいろいろな部署を経験して、会社の業務や人間関係をまんべんなく知っている程度では、世界では通用しません。
世界のどこでも普遍的に認めてもらえる一流の知的スキルや学歴(Ph.Dや修士号)を複数持っている人を、世界では「ジェネラリスト」と呼ぶのです。
グローバル企業に入り、そこで、それなりの出世をしたいと思ったら、最後はそういう連中と丁々発止で議論し、時に戦い、時に共働できるだけの力を身につけないといけない。
だけど、これはなかなかしんどいことです。
そうした状況を踏まえたうえでの、生き方の選択肢としては2つに1つ。