日本大使が語る最新アフガン情勢
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注目のコメント
在アフガン日本大使の高橋博史氏へのインタビューの後編です。アフガン情勢をみるための視点は、現地語のダリー語を理解し、深く入り込んだ高橋氏ならでは。アフガンに限らず、その国をどう理解するからという発想として、他の国にも応用できる考え方だと思います。
現状がよく解る良記事。
さすが川端さんのリポートには外れなし。安定のクオリティ。
ターリバーンがISに対する抑止力としての立場を期待されてしまうという皮肉。そもそもターリバーンとは何なのかを再検証する必要があるのかもしれない。
「王家、部族、そしてイスラームの3要素が重要」という点には同意。これはアフガンに限らず周辺諸国でも似たようなことが言えるだろう。
異国で暮らすにあたっては、現地の言葉を読み書き話す能力の有無は、得られる情報量とともに、現地人の受け止め方も含めて、天と地ほども違う。「外国政府が現地の本当のプレーヤーを理解していなかったことにも問題がある」
これにつきます。壊すだけ壊して再建に失敗したから今イスラム過激派が出てきてるのはみなさん承知の通りです。
独裁政権だから倒す。民主主義だからいい。といった理論で地域の情勢を無視して介入することは非常に危険な行為です。
シリアのアサド政権も同じことが言えます。今もアメリカは打倒を望んでますが、ただ壊せばいいというわけではないでしょう。今も何万もの人の生活を支えてるのは事実ですし、ISと戦っているのも事実です。
アラブの春以降中東が不安定化したことも記憶に新しいと思います。
興味がある方はロシアの戦後70年記念の国連でのスピーチを読んでみるとまた違った世界が見えるかもしれません。
介入反対の立場をずっと述べてきましたが、これは日本の見方があまりに欧米一辺倒であることへの批判であり、私自身まだどの選択が最適だと自信を持っていうことはできません。ただ、全員がそれぞれの正義を持っていることを理解することが大切だと考えます。
中国は一帯一路を掲げているのでアフガニスタンの安定は重要です。国内ではシンチャンウイグルを脅威に感じているので国際的なイスラム過激派の台頭にも強い懸念を示しています。